
富士フイルムのインスタントカメラ“チェキ” instax WIDE 300は、通常よりもプリントが大きいサイズなので、大人数でも簡単に撮影できると評判です。
商品の口コミを見ても、「デザインがクラシカル過ぎずほどよい」「風景画を撮りたかったので、ワイドにしました」といった好意的な意見が多くありました。
ところが、レビューのなかに「首にかけて観光してると重くて首コリに…」「フラッシュの強制OFFができない」といった口コミを発見。そこで、本当に口コミ通りなのか、モノレコ編集部が実際に“チェキ” instax WIDE 300を使って撮ってみました。
「操作性」「機能」「プリントの仕上がり」について編集部がレビューしますので、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
“チェキ” instax WIDE 300とは?

“チェキ” instax WIDE 300は、富士フイルムのワイドフォーマットのチェキフィルムにプリントできるインスタントカメラで、大人数や風景画像を撮るのに適しています。
操作が簡単なので、初めてインスタントカメラを購入する方にもおすすめのモデルです。
富士フイルム / “チェキ” instax WIDE 300
インスタントカメラデビューに
インスタントカメラデビューに
インスタントカメラが初めてな方にも安心の高精度オートフラッシュ・濃淡コントロール機能が搭載。自分で設定しなくても簡単に高画質な写真を撮ることができます。
三脚穴が付いているので、イベントや大人数での撮影にも重宝する1台です。
大きさ | W16.8×H12.1×D9.5cm |
---|---|
重さ | 612g(電池、ストラップ、フィルム、接写レンズ別) |
電源 | 単3形アルカリ電池×4本 |
フィルムサイズ | 富士フイルム インスタントフィルム instax WIDE(画面サイズ:62×99mm) |
“チェキ” instax WIDE 300の機能一覧

一見すると、電源ボタンとシャッターボタンのみに見えるシンプルなデザインのチェキ。しかし本体背面でフィルムの残り枚数が表示されたり、ボタンひとつで濃淡コントロールができたり、実力あるチェキです。
セットになっている接写レンズを装着すれば、最大40cmまで被写体に近づいて撮影が可能に。接写撮影でもくっきりとした画質で撮影ができます。
また、本体の大きなレンズリングを回すと、3m以上の遠景撮影も可能に。アウトドアのシーンでも、周りの風景と楽しんでいる人物を両方写せるのが“チェキ” instax WIDE 300の強みです。
フィルムサイズがカードサイズの2倍

通常のチェキフィルムは86×54mmですが、“チェキ” instax WIDE 300のフィルムは、86×108mmと2倍の大きさ。
イベントや大人数、風景画像を撮りたい方におすすめです!
背面LCDで設定やフィルム残数を確認できる

本体背面にはLCD(液晶ディスプレイ、左赤丸)で表示される画面が付いているので、各種設定やフィルムの残数を確認することが可能。
操作が簡単なので、インスタントカメラ初心者でも撮影ミスをなくすことができます。
右側の赤丸内、左の「L」と「D」のボタンが濃淡コントロール機能です。LはLinghtで明るさを、DはDarkで暗さを被写体に与えることができます。
濃淡コントロールボタンの右側、雷マークが「フラッシュ切り替えボタン」です。フラッシュありの場合は光の量を自動で調整し、逆光の際にも自動で光を取り込んでくれます。撮影の失敗が少なくなりそうですね。
“チェキ” instax WIDE 300の口コミは?
本格的な一眼レフのような風貌の“チェキ” instax WIDE 300。実際に購入した人の商品レビューを見ると、こんな口コミがありました。
- デザインがクラシカル過ぎなくてほどよい
- 風景画を撮るときに便利
- 首にかけて観光していると重さで首がこる
- フラッシュの強制OFFができない
そこで、モノレコ編集部が口コミの内容を確かめるべく、実際に“チェキ” instax WIDE 300を使って撮ってみました。
“チェキ” instax WIDE 300を実際に使って撮ってみた!
それでは、“チェキ” instax WIDE 300の「操作性」「機能」「プリントの仕上がり」について、実際に使って撮ってみた結果をご紹介します。
【①操作性】長時間持ち運ぶには少し重いが、風景画などにおすすめ

ボタンの数は少なく、初心者でも簡単に操作できます。レンズリングを操作することで、通常・遠景モードを切り替えることが可能。
しかし、本体の重さが612g(電池、ストラップ、フィルム、接写レンズ別)と、チェキシリーズのなかでは重く、手に持つとどっしりしています。
本体サイズも168×95×121mmと大きいため、旅行やイベント中に首にかけて長時間過ごすと少し疲れる?かもしれません。口コミにあった「首にかけて観光してると重くて首コリに…」については、そうなる可能性がなきにしもあらず、という印象を受けました。ストラップを肩にかけたり、斜めがけにして使うのをおすすめします。
とはいえ、三脚穴(画像赤丸部分)があるので、撮影の際に三脚を使用すれば、首への負担を軽減することができます。
ワイドな視点で撮影できる“チェキ” instax WIDE 300は、風景など画角が広いものを撮るのに適しています。大きなプリントでダイナミックな写真が撮れる特徴的なチェキです。
【②機能】フラッシュの強制OFFができないが、自動調整機能付き
被写体までの距離に応じて発光量を自動調整する「高精度オートストロボ」や逆光でも綺麗に撮影可能な「ストロボ強制発光機能」が搭載されているので、初心者でも簡単に思い通りの写真を撮影できます。
しかし、オートフラッシュのため、手動でon/offすることは不可能。口コミにあった「フラッシュの強制OFFができない」は本当でした。
【③プリントの仕上がり】大人数を撮れるワイドサイズ

ワイドサイズのフィルムなので、大人数や風景画像をしっかり1枚に収めることができます。
また、濃淡コントロール機能を使えば、D(Dark)・N(Normal)・L(Linght)と、同じ被写体でも印象が違う3パターンの撮影をすることが可能。周りの明るさや被写体によって濃淡を変えても面白い写真が撮れそうですね。
“チェキ” instax WIDE 300で撮ってみた結果は?
モノレコ編集部が“チェキ” instax WIDE 300を実際に使って、「操作性」「機能」「プリントの仕上がり」をチェックしました。
口コミにあった「首にかけて観光してると重くて首コリに…」は、ストラップを斜め掛けや肩にかけて使ったり、三脚を利用して負担を減らすなど工夫が必要です。
また、「フラッシュの強制OFFができない」については、オートフラッシュ機能なので仕方のないことかもしれません。しかし、被写体までの距離に応じて発光量を自動調整する機能がついているため、初心者の方でもキレイなチェキプリントに仕上げることができます。
大人数を撮影でき、風景撮影にも適しているので、普段からイベントや旅行などが多い方におすすめです。
他9商品のチェキもレビューしました!

モノレコでは、他シリーズのチェキもレビューしています。デザインや機能など、チェキによって特徴はさまざま。ぜひチェックしてみてください!
チェキシリーズが気になる人へ!一覧はこちらから

まとめ
富士フイルムの“チェキ” instax WIDE 300の特徴や、実際に使って撮ってみたレビューをご紹介しました。
こちらのモデルの購入を検討される際の参考にしていただけたら幸いです。