
Amazonや楽天などで高評価の象印のスチーム式加湿器EE-RN50。加湿能力の高さや機能を評価するレビューが多いなか、「沸騰する音がうるさい」という口コミを発見。そこで、本当に口コミ通りなのか、モノレコ編集部が検証を実施。
実際に象印スチーム式加湿器EE-RN50を使って、「音」「給水のしやすさ」「加湿量」「手入れのしやすさ」「操作性」について検証した結果をご紹介します。
購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
象印スチーム式加湿器EE-RN50ってどんな加湿器?
象印は魔法瓶や炊飯器などで広く知られている日本の老舗家電メーカー。湯沸かしポットの技術を生かした家電のひとつ、スチーム式加湿器EE-RN50は、使い勝手のよさと加湿力に定評があります。
象印 / スチーム式加湿器 EE-RN50
加湿量と使い勝手に優れる逸品
加湿量と使い勝手に優れる逸品

コンパクトなサイズでありながら十分な加湿量を持っているうえ、給水タンクの容量は3リットルと、見た目以上に容量があます。「強」で6時間、「弱」で24時間も連続で加湿が可能です。
汚れにくいボディはお手入れもしやすく、給水タンクの内部も掃除しやすい構造です。使い勝手のよさに加えて、加湿器としての性能も優れています。
シンプルな構造で、簡単に操作できるこちらの加湿器は、機械操作が苦手な方にもおすすめです。
適用床畳数 | 木造和室8畳、プレハブ洋室13畳 |
---|---|
加湿量 | 480mL/h |
タンク容量 | 3L |
連続加湿時間 | 6時間(強モード時) |
消費電力 | 410W |
タイプ | スチーム式 |
サイズ | W24×H31.5×D26cm |
湯沸かしポットに似た形でなじみのある構造

スチーム式加湿器EE-RN50は、見た目と構造が同社の湯沸かしポットに似ているのが特徴。
多くの人にとって馴染みのある構造のため、迷わずに使用できるのがこの加湿器のよいところです。
給水タンクで水を沸騰させるから殺菌も
給水タンクが取り外せるタイプの加湿器とは違い、本体にある給水タンクのなかに水を入れ、そのまま沸騰させて加湿します。
沸騰により水が殺菌されるので、空気中に菌をまき散らす心配がありません。殺菌した水で加湿をしたい方におすすめの加湿器といえるでしょう。
象印スチーム式加湿器EE-RN50の口コミは?
「加湿力が素晴らしい」「冬の寒い時期に部屋をあたためながらしっかり加湿できる」「水を沸かしてから加湿するので滅菌できていい」と加湿能力や機能について評価するレビューのなかに、「沸騰する音がうるさい」という口コミがありました。
そこで、モノレコ編集部が口コミの内容を確かめるべく、実際に象印スチーム式加湿器EE-RN50を使って検証してみました。
象印スチーム式加湿器EE-RN5を実際に編集部で検証!

それでは、象印スチーム式加湿器EE-RN5の「音」「給水のしやすさ」「加湿量」「手入れのしやすさ」「操作性」について検証した結果をご紹介します。
【①音】沸騰音は大きいが加湿中の音は静か
実際に沸騰させてみると、沸騰中の音は、静音性の高い超音波式加湿器に比べると大きく感じられました。加熱の強弱によって音の大きさに違いはありますが、強力に沸騰させているあいだは音が気になります。
ゴボゴボという水が沸く音と、シューと蒸気が吹き出す音は、湯沸かしポットを使うときの音そのもの。
「沸騰する音がうるさい」という口コミは本当でした!
音が気になる方は、水の温度をゆっくり上げて音を軽減してくれる「湯沸かし音セーブモード」を使用することをおすすめします。
ちなみに、沸騰した後は静かに加湿するため、それほど音は気になりませんでした。
【②給水のしやすさ】湯沸かしポットと似た構造で非常に給水しやすい

湯沸かしポットとよく似た構造で、給水は本体の蓋を開けてそのまま水を入れるだけ。加湿器本体をキッチンに持って行ってもいいですし、ペットボトルから水を注ぐこともできます。
給水タンクを本体から取り外す必要もないので、簡単に給水できます。
さらに、給水タンクの内側に「水位線」が表示されているので、どのくらい水を入れたら何時間加湿できるのか、パッと見ただけで把握しやすいのもポイントです。
【③加湿量】コンパクトながら十分な加湿量

加湿は、「高め」「標準」「ひかえめ」の3つの運転モードから選択するだけ。沸騰後に、加湿器の上部から蒸気がモクモクと出てきます。
ちなみに「ひかえめ」モードは、蒸気が出ているのか目視できないほど微かな量です。
「湿度センサー」と「室温センサー」の2つのセンサーが、部屋全体の湿度を自動的に調整し、現在の湿度を「低湿」「適湿」「高湿」のいずれかの表示で教えてくれるため便利です。
【④手入れのしやすさ】難しいことは一切ナシ!簡単に手入れできる

給水タンクは広口なので手を入れやすく、お手入れが非常に簡単です。フィルターがついていないので、フィルターを洗浄する手間もありません。
また、スチーム式加湿器は、煮沸により水が殺菌処理される特徴があるため、給水タンク内は常に清潔です。しかも、給水タンクの内側にフッ素加工が施されているので、汚れがつきにくいという点も高ポイント。
使っているうちに汚れが気になり出したら、専用の内容器洗浄用クエン酸「ピカポット」を水で溶かして給水タンクに入れ、「クエン酸洗浄モード」で一気に汚れを洗浄すればOK。
最低限のメンテナンスさえしていれば、何年も清潔な状態を保ったまま使い続けられるでしょう。
【⑤操作性】スイッチ操作で簡単&大きなハンドルで持ち運びやすい

加湿器の正面にキッチン家電のように各スイッチが見やすく配置してあります。スイッチを押すだけなので操作は簡単です。

また、湯沸かしポットと同様の持ち手がついているため、持ち運びがしやすくなっています。
本体がスリムな縦長の形状なので、移動中に本体を壁などにぶつけてしまう…というようなこともないでしょう。
持ち手には「Ag+抗菌加工」が施されているため、ウイルスの付着を防止し、清潔な状態をキープできます。
象印スチーム式加湿器EE-RN50を検証した結果は?
今回「音」「給水のしやすさ」「加湿量」「手入れのしやすさ」「操作性」の5つの検証をおこないました。口コミにあった「沸騰する音がうるさい」については、【①音】の検証結果から本当であることがわかりました。
しかし、それ以外には弱点らしい弱点が見当たらない優秀な加湿器であることもわかりました。
殺菌された水で加湿するため、空気中に菌をまき散らす心配もなく、給水タンクのなかも抗菌加工が施されて、常にクリーンな状態をキープ。小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使える加湿器です。
また、湯沸かしポットと似たデザインと構造のため、湯沸かしポットを使い慣れた方にもおすすめです。

まとめ
象印のスチーム式加湿器「EE-RN50」を実際に使って検証し、その特徴や検証結果を紹介しました。
こちらのモデルの購入を検討される際の参考にしていただけたら幸いです。