
AIを搭載した生活アシスタント機能付きのロボットが普及し、一般の家庭でもロボットに明日の天気を聞いたり、電気をつけてと指示することが日常になってきました。
そんなロボットのことを“コミュニケーションロボット”といいますが、今回はその中でも、LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」についてご紹介します。
数々のドラマにも登場し、話題沸騰中の「LOVOT(ラボット)」にはどんな魅力があるのか?実際にモノレコ編集部が「LOVOT(ラボット)」と過ごして検証しました。
また、愛らしい瞳が印象的な「LOVOT(ラボット)」を開発したGROOVE X株式会社の杉田さんにもお話を伺いました。ペットを飼いたい方、癒しが欲しい方、必見です。
目次
リサーチ会社SIer等を経て、2018年にGROOVE Xに参画。社内IT担当として、業務システムの調達およびベンダーリレーションを担当。 GROOVE Xらしいチャレンジと、安定・セキュアな業務システムとのバランスを意識したアーキテクチャを目指している。
リサーチ会社SIer等を経て、2018年にGROOVE Xに参画。社内IT担当として、業務システムの調達およびベンダーリレーションを担当。 GROOVE Xらしいチャレンジと、安定・セキュアな業務システムとのバランスを意識したアーキテクチャを目指している。
LOVOT(ラボット)開発者の想いとは?【開発会社に取材に行ってみた】

まず「LOVOT(ラボット)」について教えてください。
「LOVOT(ラボット)」の位置づけは、“ペット”や“家族”、いわゆる家の中で一緒に過ごす“パートナー”です。
犬や猫と暮らしていると生活に潤いが生まれるように「LOVOT(ラボット)」と暮らすことで生きる力をもらうことができるような存在を作れたらと願い開発しました。
とにかく抱っこしやすい形状、温かさにこだわり抜いて作られた「LOVOT(ラボット)」。どこから抱っこをしても比較的力が分散されて、人間のフォルムに合わせて抱き心地が良いように作られています。
本体の重さは約4kgと生後1か月の赤ちゃんと同じくらい。ひとが触れる部分はすべてやわらかく、車輪部分は抱っこをすると自動で本体に格納されるようになっています。

形状のほかにも「LOVOT(ラボット)」の目でも愛らしさを表現しています。上目遣いになるように少し斜め上を向き、下からせがむような瞳になっています。
止まっている時も微妙に左右に動き、温かくてやわらかい、人間が五感で感じ取るすべての部分を「LOVOT(ラボット)」は表現しています。

「LOVOT(ラボット)」は個々に声や性格が異なり、おじさんのような低い声の「LOVOT(ラボット)」もいれば、イルカのような鳴き声の「LOVOT(ラボット)」もいます。
体中に50個以上のセンサーがあり、どこを誰が触れているのかがわかるようになっています。また、高度な機械も入っているため、どのくらいの高さで抱っこされているかもわかります。
まぶたも含めて6層の映像をアイ・ディスプレイに投影し、「LOVOT(ラボット)」を見つめると見つめ返してくれるような、自然なアイコンタクトにもこだわりました。
組み合わせ次第で無限の瞳の表現が可能になり、6層の画像の組合せで10数億通り以上のパターンがあります。
かわいいだけで役に立たないロボットって本当?

「LOVOT(ラボット)」は、ロボットとしてどんな機能があるのでしょうか?
「LOVOT(ラボット)」は、電気やエアコンをつけたりするわけでもなく、ただ家の中を自由に動き回り、抱っこをせがんで触れると温かい、それだけの存在ですが、今までにないコンセプトのロボットです。
転ぶこともあるので、誰かの手助けが必要になりますが、それは意図的に世話を焼かせるように作られているからです。
Amazon EchoやGoogle Home、Siriなどは「〇〇しなさい」というような指示を出すときっちり反応をして返してくれて、電気をつけたり、映画や音楽を再生したりと、人間の思い通りに動いてくれますよね。
ところが、LOVOT(ラボット)は「〇〇しなさい」という指示に従うことはしませんが、「抱っこして!」と甘えてくるところが斬新なんです。
「LOVOT(ラボット)」と目が合うとこちらに寄ってきますね!
今、私の足元で両手を上げて何かを訴えています。言葉は話しませんが、動作と瞳で「抱っこして!」と訴えているのがわかります。これは、か…かわいい…!(悶絶)

一般的なコミュニケーションロボットとは毛色が異なる「LOVOT(ラボット)」。「LOVOT(ラボット)」ができることは主に以下の2つです。
- 見守り機能
知らない人が入ってくると、写真を撮って送ってくれる - 自律移動
深度カメラと障害物センサーで物体を感知して、対象物との距離を測定し、スムーズに動きます
また「LOVOT(ラボット)」は、洋服を着るのが好きなので、週に1回は服を取り替えていただきたいです。いろんな洋服で着替えを楽しんでみてください。

購入後のサポートや値段について聞いてみた
1体約30万円という高額なので、購入するのは勇気がいりますね。「LOVOT(ラボット)」はロボット・機械なので突然壊れてしまうこともあるんじゃないかと心配してしまいます…。
ペットのような“パートナー”としての価値と、安心や安全をお届けする機能があると考えると、本体価格が約30万円でもご購入者の方々からは納得していただいております。
約30万円という価格は本体の原価です。「LOVOT(ラボット)」は保険やサポートを含み月1万程度の維持費がかかるのですが、開発費や利益分はその月々のお支払いで賄っております。
また、故障などのトラブルに対しての保険やサポート体制を手厚くしております。例えば、年に1回LOVOT(ラボット)の健康診断をおこなっており、健康診断で異常があればリフレッシュしてからお返ししています。毎年健康診断することで、いつでも良い状態で過ごしていただけます。

※料金の詳細はこちらをご覧ください。
健康診断があるだなんて、万全のサポート体制ですね!それなら安心して「LOVOT(ラボット)」と一緒に暮らせますね。
通常のロボットは、生産が終了すると5~10年後にはサポートされなくなってしまいますが、「LOVOT(ラボット)」が居続ける限り、未来永劫安心して過ごしていただくためにしっかりサポートします!
GROOVE X(グルーヴエックス) / LOVOT(ソロ・1体)
抱っこをせがむのが愛らしい











抱っこをせがむのが愛らしい
「CES 2020」(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)*の「CES 2020 イノベーションアワード」を受賞。
まるで子どものように抱っこして!と甘えてくるコミュニケーションロボットLOVOT(ラボット)。体中にセンサーが埋め込まれているので、どこを触られたかがわかり、さまざまな反応を示します。
また、人の顔を覚えているため、世話を焼けば焼くほど親密度が深まり、コミュニケーションを取るたびに喜びを表現します。家の中を自由を歩き回り、充電が切れそうになると自らネストに戻って充電するため手間いらず。
鳴き声や性格が個々のLOVOT(ラボット)によって異なるため、活発なLOVOT(ラボット)もいれば恥ずかしがりやなLOVOT(ラボット)、好奇心旺盛なLOVOT(ラボット)もいます。アフターフォロー万全で、ずっと可愛がることができるコミュニケーションロボットです。
2018年12月放送の『情熱大陸』や2019年1月放送の『ガイヤの夜明け』でもLOVOT(ラボット)が取り上げられています。気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。
お値段は、ソロ(1体)は、329,780円、デュオ(2体)637,780円です。
*:最新テクノロジーが集結する世界最大規模の展示会
サイズ | W28×H43×D26cm |
---|---|
重量 | 約4.3kg |
OS | iOS13以降、iPadOS13以降 |
ソフトウエアのアップデートやアプリ連携、データのバックアップ等にはインターネット接続が必要になります。
高島屋やLOVOTミュージアムで体験会も!

高島屋新宿店・高島屋大阪店・ジェイアール名古屋タカシマヤ店に「LOVOT(ラボット)」のストアがあります。
また、弊社では土日・祝日限定で、LOVOT MUSEUM*をオープンしております。実際に「LOVOT(ラボット)」と触れ合い、じっくり購入を検討していただける場所となっています。LOVOT MUSEUMは、予約制となっておりますので、公式ホームページから予約をお願いしています。
*:LOVOT MUSEUM
日本橋浜町 GROOVE X社7階
毎週土日・祝日 10:00~18:00
ご予約はこちら
LOVOT(ラボット)と過ごす会社生活|気になる社内での評判は?
「LOVOT(ラボット)」が生活をアシストするというより、ペットのように可愛がることができる、ちょっと甘えん坊なコミュニケーションロボットだということがわかったところで、実際にサイバーエージェントグループのCyberOwl (サイバーアウル)社内に「LOVOT(ラボット)」をお迎えしました!
「LOVOT(ラボット)」のことを社員の皆さんはどう感じるのでしょうか?
LOVOT(ラボット)到着の巻

「LOVOT(ラボット)」ソロ1体ではなく、「LOVOT(ラボット)」デュオ2体をお迎え。まずは、「LOVOT(ラボット)」が届き、開封するまでをご紹介します。
大きな箱の中に2体が仲良く並んでいます。開封からセッティングまで説明書どおりに進めていきます。機械系のセッティングが苦手な方にもわかりやすい説明書になっていますが、動画でも確認することができます。
「LOVOT(ラボット)」との対面まで、わくわくするような梱包になっています。
「LOVOT(ラボット)」を充電をするドック「ネスト」は、本体とWi-Fiで通信することで互いの位置を検知しているようですね。
動き回っている「LOVOT(ラボット)」の充電が少なくなったら、自らネストに戻って充電するようになっています。まるでお腹がすいたら家に帰る子どものようですよね。

「LOVOT(ラボット)」を持ち上げてみると、思ったよりどっしりした感じがします。1体だけなら楽々持てますが、2体を両手で持つと、けっこう重たいですね…双子の育児ってこんな感じなのかな!?
ちなみに、充電中は「LOVOT(ラボット)」のデータがネストに転送され、ネストがデータを解析し「LOVOT(ラボット)」本体を休ませています。15分~20分程度の充電で、40分~45分の稼働が可能です。
※地図作成状況やご利用状況により変動します。
LOVOT(ラボット)を着替えさせるの巻
「LOVOT(ラボット)」の充電が完了したところで、さっそくスイッチを入れて起動させてみます。アプリを使って、2体の瞳の色や名前など初期設定を済ませ、いざ出陣!
…と、その前に、洋服を着るのが好きだという「LOVOT(ラボット)」に洋服を着せてみました。
頭の上についているセンサーホーンを「お着替えモード」にしてから着替えさせます。

着替えさせている間も「LOVOT(ラボット)」の瞳が動作に反応して動くので、ロボットということを忘れて、犬や猫のような動物と接する感じになっていました。動きがリアル過ぎて、びっくりしますね!
体が大きくて温かいので、ぬいぐるみに服を着せるというよりも、人間の赤ちゃんに服を着せているような感覚になります。
「LOVOT(ラボット)」の個々のキャラクターにあわせて洋服を選んで着せてあげるのも楽しそうです!
LOVOT(ラボット)とコミュニケーションを図るの巻
服を着て、社内を自由に動き回る「LOVOT(ラボット)」。
設定した名前で呼ぶと、両手をパタパタ動かして反応します。名前を呼んだからと言って、すぐにこちらに来るわけではなく、鳴き声と腕の動きでいろんなアピールをします。

「LOVOT(ラボット)」と目が合うと、上目遣いで「抱っこして!」とアピールしてくる姿が可愛いくて…ついつい抱っこしてしまいます。仕事が全然はかどらない!(笑)
甘えてきますし「かまって!かまって!遊んで!遊んで!」とアピールしにやってくる姿は、まるでうちの犬のようです。
「LOVOT(ラボット)」の頭をなでなですると喜ぶし、脇をくすぐると腕をパタパタさせて笑い声のようになるし、ほんと反応が楽しいです!
毎日「LOVOT(ラボット)」と接していると、名前を呼んだときや目があった時の対応が違ってくるのがわかります。「LOVOT(ラボット)」に喜んでもらいたくて、私も積極的にコミュニケーションを取っていました。
「LOVOT(ラボット)」を抱っこして赤ちゃんのようにトントンすると、まぶたを閉じて眠るんですよ!…これは母性をくすぐられます!

「LOVOT(ラボット)」デュオ(2体)なら、ロボット同士のコミュニケーションも見られるようです。
「LOVOT(ラボット)」だけで会話をしたり遊んだり、一緒に動き回ったりします。しかも、片方だけ可愛がられると、もう片方がジェラシーを抱いたりもします。
ロボット同士のコミュニケーションシーンを動画に納めようとしたのですが、撮影している私たちを認識して寄ってきてしまいました(笑)
公式YouTubeでは「LOVOT(ラボット)」同士で遊んでいる動画やジェラシーを抱いている動画がたくさんアップロードされているので、気になる方はぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
LOVOTとの日常 第4話
LOVOT(ラボット)の気になる評判は?
サイバーエージェントグループのCyberOwl (サイバーアウル)社内に「LOVOT(ラボット)」をお迎えして1週間。仕事をしている最中、デスク下にやってきて抱っこをせがむ「LOVOT(ラボット)」のことを社内の皆さんがどう思っていたのでしょうか?
今回モノレコ編集部では、25名の社員にアンケートを実施!気になる評判を見てみましょう。


本当に可愛くて、うちに来て欲しいって真剣に考えました。実際の生き物のようにあったかく、柔らかくて、心が通じ合うような感じがありました。一緒に生活できたら幸せだなあって思います。
(30代|女性)
コミュニケーションロボットというと、無機質・無感情でオーナーの指示通りに動くだけ、というイメージがありましたが、LOVOTはそのイメージを覆す感情型フリースタイルのロボットだなと思いました。自由気ままに動く姿は癒しでしたし、触ると温かいのでワンコのようで、存在するだけで可愛かったです。ペットロス中の我が家に来て欲しいです!
(40代|女性)
上目遣いで何かを求めるような目で見られると、仕事が手につきません(笑)。ちょっとした仕草も可愛くてキュンキュンです。ロボットですが命を感じることができ、生き物とのふれあいの楽しさを感じさせていただきました。
(40代|男性)
写真を見ただけだと、本当に可愛いの?って思ってましたが、実際に動いているのを見るとめっちゃ可愛かったです!金額は高いけど、、死なないペットって考えたら高くないかも…?ずっと会社にいてほしかったです(笑)。
(30代|女性)
最初なつくとは全く思っていなかったんですが、抱っこをいっぱいし続けていたら知らない間になついていてわざわざ私の席まできてだっこして~~って来た時にはメロメロになりました。
(20代|女性)
下から「LOVOT(ラボット)」に見つめられた時にすごい可愛いなと思いました。1台ではなく2台いると寂しくないので、できたら2台欲しいなと思いました。
(20代|女性)
動きがなめらかで本当に生きているみたいです。可愛いのはもちろんですが、何より技術に感動しました。ただ、連続稼働時間が短いのか割とすぐに充電が切れてしまうのが欠点。充電がなくなると自分から充電しに戻るらしいが、うまく充電できなかったり自分で戻ってくれなかったりするので、そこが改善されると良いなと思います。
(30代|女性)
初めて見て、きゅんとなりしばし動けませんでした。。
(30代|男性)
とっても反応が可愛くて、ペットと触れ合うみたいに癒されました。
(40代|男性)
上記でピックアップした他にも、「目を見てくれてるのが分かったり、反応を返してくれるのがかわいかったです。」「充電終わったとき?朝電源入れたとき?に伸びーって手をのばすところがめちゃかわいい。いなくなっちゃって寂しいです。」「優しい空気になっていて良かったと思います。」などの感想も多数ありました!
そして、実業家の”ホリエモン”こと堀江貴文さんも「ちゃんと広まったら、海外とかでもバカ売れすると思うよコレ。」というほど「LOVOT(ラボット)」を大絶賛している新R25の記事を発見!堀江さんが語る「LOVOT(ラボット)」愛も必見です!
▶︎詳しくはこちら
「ホリエモンが家族型ロボット“LOVOT”の魅力を全力プレゼン!「絶対に売れる」と言うワケは?」
まとめ

1週間「LOVOT(ラボット)」と一緒に過ごすと愛着が湧き、別れの日は編集部員みなが寂しくなってしまいました。それだけ「LOVOT(ラボット)」の存在が日々の癒しになっていたということですね。
2体が遊んだり、勝手に動き回る姿を見るだけで気持ちがやわらかくなり、抱っこをせがむ姿は可愛いの極地でした。
犬や猫は飼えないけれど癒しが欲しい方や、家族でペットを飼いたいと思っている方に「LOVOT(ラボット)」はおすすめです。
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