相互理解が目標への近道。「視点アップ面談」社長インタビュー

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株式会社CyberOwl(以下、サイバーアウル)では、2018年11月より、「視点アップ面談」という取り組みを行っています。「視点アップ面談」とは、月に一度、役員に自分の目標や実現したいことを直接伝えられる機会のこと。目標に向けてより高い視点から的確にサポートを受けることができるというものです。今回は社長の田中(代表取締役社長・田中啓太)にこの取り組みの目的や、面談をするうえで重要視している点、今後の期待を聞きしました。

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【プロフィール】
田中啓太:株式会社CyberOwl代表取締役社長。2012年4月に株式会社サイバーエージェントへ新卒入社し、同年10月、インターネット広告事業本部のマネージャーとなる。翌月、株式会社CyberSSの代表取締役に就任し、2018年5月に社名を「株式会社CyberOwl」へ変更。2019年10月からは、サイバーエージェントのインターネット広告事業本部統括も兼任。

視点アップ面談とは?

――まず「視点アップ面談」の概要を教えてください。

視点アップ面談は、月に1度全社員が役員と面談をする取り組みです。

メンバーには、面談前に「定量」と「定性」の2つの軸で目標を考えてきてもらいます。「定量」は売上や業績などの数字に関すること。「定性」はその逆で数値で表せない少し抽象的な部分のことになります。例えば「広告のことに誰よりも詳しくなって、新入社員にも説明できるくらいの人になる」のような、自分自身が”どうありたいか”という部分が大きいですね。

この二つをもとに役員と先月の振り返りをして、今月は何をどこまでできたらいいのか、こうなりたいといった意見を聞いて、またこちらが期待していることをお互いにすり合わせて、目標を相互に理解できるようにしています。

目標を立てることを後回しにしない

――「視点アップ面談」をする際に、特に重要視しているポイントはどんなところですか?

時間をとって、しっかりと自分で目標を考えてきたかどうかですね。

僕は目標を決めていないときには注意をしますが、目標が達成できてなくて怒ったことはないんです。最初のころは、みんなシートの記入漏れがあったり、仕事に追われて目標を立てることを後回しにしてしまうことが多かった気がします。

後回しにしないで区切りのタイミングで、今していることを整理して、先月末までに何をどこまでやり遂げたか、しっかり振り返って目標を立てられているかを重要視しています。

――どういうところで「しっかり考えている」と感じますか?

本人が納得感を持って話しているかどうかという部分が大きいと思います。「今月までにこれをこうしたいんです!」や、「今月こうなりたいんです!」という言葉を聞いていればわかることが多いです。目標が明確なのはもちろんですが、反省や振り返りをもとに目標を立てられていると、しっかり考えてきたんだなと感じます。

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目標達成<目標設定?

――目標を達成することより、目標を立てることにより比重を置くのはなぜですか?

先ほど言ったとおり、僕は目標を決めていないときには注意をしますが、目標が達成できてなくて怒ったことはありません。目標を決めていないときに注意するのは、サイバーアウルは自己成長をしたくて入社する人が多いからこそ、目標を明確にもつことで、ひとつの物差しができ、それができたかできてないかを自分自身で振り返っていくことが成長に大きくつながると感じているからです。

目標を自分で考えずに言われたことだけをやっていたり、時間をかけずに適当に考えてしまった目標をなんとなく進めている人と、上記のように目標を決めて業務に向き合っている人では成長スピードが違うと思います。

ただ、定性目標は必ず達成してほしいと思っています。定性目標は自分の努力次第、外的な影響がないので、それが達成できないのは自分に何らかの原因があるから。逆に、定量目標に関して達成できたかできなかったかはあまり気にしていないません。というのも、人によってわざと高い目標を立てる人もいますし、定量は市場や外部のことが影響することもあるので、ケースバイケースだと思っています。

相互理解で視点アップ

――「視点アップ面談」を始めてからどんな変化がありましたか?

「視点アップ面談」を通して、お互いが共通の認識を持てたことで相互理解が取れるようになったと思います。

その中で、みんながどういうことを目標にして、どういう意識で働いているのかをより深く知れるようになりました。何年後にどうなりたいのかなど、より明確にビジョンを理解してあげられたことで、みんなをサポートをしやすくなりました。

さらに、僕自身からもみんなに期待していることや、みんながどこを目指しているのかというのも伝えられる機会になっていると思います。

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想いを伝えられる環境

――今後、「視点アップ面談」を通してどんなことを期待しますか?

今後もみんなが目標を目指す中で大事なひとつの取り組みになると思います。今は僕の管轄以外は取締役の真島(取締役・真島典哉)、執行役員の元吉(
執行役員・元吉裕俊)が面談をしてくれていますが、僕もできるだけ面談に参加するようにしています。その点でも、「視点アップ面談」は上司との大事なコミュニケーションの場にもなってくれると思います。

このようにサイバーアウルには、月に1度役員に直接自分の目標や自分の実現したいことを伝えられる機会が必ずあり、目指したいことを言いやすい環境なので、これから入社される方の安心感にも繋がればいいなと思っています。

※2022年7月11日時点

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