トニックウォーターおすすめ18選｜清涼飲料水評論家が作り方やカクテルレシピも紹介

「苦味物質キニーネ(日本ではクアシン)を主成分とするビタードリンクで、レモンおよび若干のオレンジでフレーバリングされた、ジン、ウォッカとのカクテル用炭酸飲料である(『改訂新版・ソフトドリンクス』光琳より）」

とあるように、トニックウォーターはキニーネの苦みと柑橘系の酸味があるフレーバーが特徴の炭酸飲料です。清涼飲料水の中では歴史の古い飲みもので、18世紀のイギリスで誕生しました。

マラリアの治療薬とされたキナという薬草に、飲みやすくするため柑橘類と炭酸を入れたのが始まり。薬として飲まれていたと言われています。

その後、お酒のジンと相性が良いことがわかり、ジントニックをはじめとしたカクテルに使われるようになりました。

輸入などで得た外国製のトニックウォーターにはキニーネが使われています。

炭酸水は文字どおり、炭酸を含んだ水のこと。味や香りはありません。これに苦みと酸味、甘みを加えたものがトニックウォーターです。

基本的にはジンなどのお酒を割る割材として使われていますが、最近では炭酸飲料としてそのまま飲む飲み方も増えています。

炭酸水のことをもっと知りたい！という人はこちらから記事をチェックしてみてください。

本来ならカクテルなどの割材に使われるトニックウォーター。どのように選べば良いのでしょうか。

味はそのバランスで決まるので一概には言えませんが、以下のような特徴があります。

酸味が強いとさっぱり感がアップ。甘味は砂糖を使用しているタイプだと後口がおいしいです。

炭酸の強弱は容器で選ぶことができます。炭酸が強い方が好きなら缶入りやビン入りがおすすめ。それほど気にならないなら、ペットボトルでも良いでしょう。

また、トニックウォーターは好みで選ぶのも1つの楽しみです。

トニックウォーターをそのまま味わいたいという場合は、甘味や酸味を強く感じられるタイプを選ぶと◎。ドライな味わいを求める人には苦味や炭酸の強いタイプがぴったりです。

体型などを気にしているけれどトニックウォーターを飲みたいという人は、低カロリー・低糖質タイプを選ぶと良いでしょう。

甘味成分が使用されているので、トニックウォーターのカロリーは大体35kcal/100mlとカロリーは低くありません。

市販のダイエットタイプではないサイダーやコーラ、ジンジャーエールと同じくらいのカロリーだと考えてください。

トニックウォーター以外の飲みものにも言えることですが、トニックウォーターはビンや缶、ペットボトルなど、さまざまな入れものに入れられて販売されています。

容器にはそれぞれメリットとデメリットがあります。清水さんに容器の違いによるメリットとデメリットについて教えてもらいました。

缶のメリットとデメリットとして、以下の特徴があげられます。

缶は密閉性や遮光性が高い上に丈夫です。落としてもビンのように割れにくく軽量。この保存性の高さと手軽さから、屋外で飲むものとして受け入れられています。

缶の種類はスチール缶とアルミ缶の2つ。スチール缶はアルミ缶よりも重い一方で丈夫さに優れています。スチール缶は軽くて持ち運びにも便利ですが、へこみやすいのが特徴の1つ。

保存性と手軽さに特化した缶ですが、中身が見えないため飲みものの色で爽快感を与えたり、残りの量がどれくらいあるか確認したりということができません。このような点でビンやペットボトルに劣ります。

また、フタができないため1度開けてしまったら飲み切らなくてはいけない点もデメリット。

しかし最近では、ボトル缶というフタがスクリューキャップになったタイプの缶が販売されるようになり、このデメリットは解消されつつあります。

次に、ペットボトルの特徴です。メリットとデメリットをまとめると、このようになります。

ペットボトルはビンや缶より軽く、落としても割れにくい点やボトルデザインの自由度が高い点がメリットとしてあげられます。

フタの開け閉めができる点もメリット。このメリットを活かして、現在では一番身近な容器となりました。

そんなペットボトルにもデメリットはあります。それが通気性。実は、わずかですがペットボトルは空気を通しています。

そのため、ビンや缶に比べて賞味期限が短め。炭酸も少しずつ抜けていってしまいます。炭酸飲料の入ったペットボトルには少し凹んだ状態になったものがありますが、これは炭酸が抜けことによるもの。

また、リサイクルのことを考えてか透明な容器が多いです。これにより中の飲みものが光の影響で退色したり品質が変わったりしてしまうということも。

飲料容器として長い歴史を持つガラス瓶は、トニックウォーターにももちろん使われています。

ガラス瓶の持つメリットとデメリットは、以下のとおり。

ガラス瓶は、キャップさえしっかり閉めていれば空気による変化は起こりません。そのため、味の変質や炭酸抜けを防ぐことができます。

空気や樹脂のように、特有の臭いがしたり、容器の成分が溶けだしたりといった心配もありません。

中身への影響として光による変質がありますが、茶色や緑、青などの色つき瓶を使うことでカバーできます。

また、容器のまま飲んでも口当たりが良いのもメリット。ガラス特有のヒヤリとした感触やツルツルの触感は、飲みやすさを生み出してくれます。

ここ10年くらい人気を集めている地サイダーやラムネも、多くは瓶入りです。ガラス瓶が持つレトロ感も魅力の1つといえるでしょう。

デメリットとしては、衝撃を加えられると割れる点と、ほかの容器に比べて重いことがあげられます。

清涼飲料水評論家である清水さんに、おすすめのトニックウォーターを選んでもらいました。

甘みや酸味が強いタイプ、苦みや炭酸が強いタイプ、低カロリー・低糖質タイプの3つに分け、ランキング形式で紹介しています。

トニックウォーターを飲んだことがなくても、味やタイプによって自分の好みはある程度わかるものです。自分の好みを思い浮かべながらご覧ください。

まず初めに、甘みや酸味が強いトニックウォーターの紹介。

このタイプのトニックウォーターは、初めてトニックウォーターを飲む初心者や、トニックウォーターをそのまま飲みたい人におすすめです。

トニックウォーターをソフトドリンクとして飲みたい人は、このランキングからお気に入りを探してみてください。

次に紹介するのは、苦みや炭酸が強いタイプです。

このタイプは、甘みが苦手な人や、トニックウォーターの苦みを楽しみたい人と相性がいいです。

そのまま飲むのはもちろん、お酒との相性の良いタイプでもあるので、お酒の割材としても活用したい人におすすめできます。

次に、カロリーや糖質が低いタイプのトニックウォーターを紹介します。

ダイエットをしている人や、健康志向の人でも安心して飲めるタイプ。

風味などがほかのトニックウォーターとはちょっと違うものもありますので、そうしたユニークなタイプに興味がある人にもおすすめです。

海外のトニックウォーターは、キナ樹皮を使った本格的な味わいのあるトニックウォーターだけではありません。

いろいろな素材を使った、ユニークなものがたくさんあるのです。

清水さんもいつか飲んでみたいという、海外製のトニックウォーターを集め、ランキングにしました。もし、味わう機会があれば、ぜひ挑戦してみてください。

トニックウォーターはカクテルの材料としてもポピュラーな飲料。トニックウォーターを使ったカクテルの中には、お家で簡単に作れるものもあります。

今回、清涼飲料水評論家である清水さんが、赤坂見附にお店を構えるBar「Virgo」に取材をしてくれました。

バーテンダーの倉持 修さんがおすすめするカクテルをご紹介します。

トニックウォーターとは切っても切れない関係のジンを使った、オーソドックスなカクテル。

ライチのお酒「DITA」を使ったフルーティーなカクテル。お店では色づけにブルーキュラソーを使っています。「家で作るならブルーキュラソーはなくてもいいかも」とは、倉持さんからのアドバイス。

グレープフルーツの苦みとトニックウォーターの苦みがマッチしたカクテル。

市販のトニックウォーターには好みの味がないという人もいます。

好みの味を追求するには手作りが一番簡単ですが、トニックウォーターは自分で作ることができるのでしょうか。

清水さんにトニックウォーターの作り方を教えてもらいました。

トニックウォーター作りに挑戦したいという人のために、おすすめのトニックウォーターコンクや炭酸水を紹介します。自分の好みに合うものを探しながらご覧ください。

本記事で紹介したおすすめのトニックウォーターを一覧表で比較！ぴったりな商品を見つけてみてください！

カクテルの割材としてイメージの強いトニックウォーター。そのまま飲んだり割り方にこだわったり、さまざまな楽しみ方があります。

「ただ飲むだけではつまらない」という人は、いつもの晩酌にぜひトニックウォーターをプラスしてみてください。


＜取材協力＞
あるじの小言
https://barvirgo.hatenablog.com/

Bar Virgo(ヴァーゴ)
https://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0335822085/

ウィロー／浅羽雄一
http://nocorita.com/

友桝飲料
http://www.tomomasu.co.jp/

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