
「しっかりシワが伸びない」
「アイロンがけに時間がかかってしまう…」
「もっと良いスチームアイロンが欲しい」
シャツやスーツのシワを伸ばすのに、社会人や学生にはおなじみのスチームアイロン。せっかく購入しても、しっかりシワが伸ばせなかったり、使い勝手が悪かったりして、このような悩みを持つのは誰だって嫌ですよね。
そこで今回モノレコ編集部では、数多くのスチームアイロンから厳選して選び、「シワが伸びやすい」「時短に優れている」「取り扱いが楽」などを実際に徹底検証しました。
どのように選べばいいのかや、購入する際のチェックポイントもご紹介するのでスチームアイロンを選ぶ際の参考にしてください!
目次
スチームアイロンとドライアイロンの違い
アイロンには大きく分けて2つの種類があります。ドライアイロンとスチームアイロンです。
ドライアイロンは、高温の熱と圧力を使ってシワを伸ばし、パリっとした張りのある仕上がりになるのが特徴です。
高温の熱と圧力に加えて、スチームを衣類に噴射してシワを伸ばすのがスチームアイロンです。かけ面の孔からスチームを出して、一度繊維を柔らかくしてから、熱と圧力をかけるので、ドライアイロンよりシワが伸びやすくなります。
どちらも基本的にはアイロン台を使い、アイロンの重みと手でシワを伸ばします。また、スチームアイロンのスチームには、除菌・脱臭の効果もあるのが特徴です。
スチームアイロンの種類とメリット・デメリットを紹介
アイロンの種類には、大きく2つあることが分かりました。
現在主流なのは、スチームを使ってしっかりシワを伸ばすスチームアイロンですが、このスチームアイロンには大きく3つのタイプが存在します。
- ハンガーにかけたまま使うタイプ
- アイロン台を使うタイプ
- どちらも使える兼用タイプ
ハンガーにかけたまま手軽に使えるタイプとアイロン台を使ってしっかり伸ばすタイプ、そしてどちらの使い方もできる兼用タイプの3つです。
スチームを使ってアイロンがけする点は、どれも共通するポイントですが、重さやかけ面の面積など、各タイプによって特徴が異なります。
ここでは、上記の3つのタイプそれぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。
ハンガーにかけたまま使うタイプ
ハンガーにかけたまま使うタイプは、衣類スチーマーやハンディアイロンとも呼ばれます。他のタイプと異なり、衣類に密着しないでスチームのみでアイロンがけするのが特徴です。したがって、アイロン台を必要としません!
本体が軽く、手軽に使えるモデルが多いのでお出かけ前などにササっとシワを伸ばすのに向いています。
また、スチームにはシワを伸ばすだけではなく、除菌・消臭の効果もあるため、洗濯しずらいスーツやおしゃれ着を清潔にケアすることができます。
- ハンガーにかけたまま使える
- 本体が軽く手軽に使うことができる
- 除菌・消臭ケアになる
- 立ち上がりが早い
- しっかりとシワを伸ばすには不向き
- 一度にシワ伸ばしできる部分が狭い
- 水を足す頻度が多い
アイロン台を使うタイプ
アイロン台を使うタイプは、アイロン台の上に衣類を置いてプレスする一般的な方法で使用します。スチームアイロンの中では、最も主流かつ、最もしっかりとした折り目やアイロンがけをすることができます。
「ハンガーショット」という、ハンガーにかけた衣類にスチームを噴出してアイロンがけができる機能が付いたモデルもありますが、本体の大きさや重さがかなりあるため、メインの用途はあくまでアイロン台でのアイロンがけとなります。
- しっかりシワを伸ばすことができる
- 折り目やプリーツをつけることができる
- 安価で購入しやすい
- 種類が豊富
- アイロン台が必須
- 立ち上がりにやや時間がかかる
どちらも使える兼用タイプ
ハンガーにかけたままでも、アイロン台を使用しても、その両方でアイロンがけをできるのが兼用タイプです。
アイロン台を使うタイプから、重量や大きさなどを引いて、スチームの量や威力を足しているのが特徴です。
「普段はしっかりアイロンがけしたいけど、忙しい時はサッと済ませたい」という方におすすめです。
他の2つのタイプの良いとこ取りのように見えますが、ハンガーにかけたまま使うにはやや重さがあり、アイロン台で使うにはやや面積が小さいなど、用途が特化しているものより、使い勝手や性能不足を感じやすいです。
とはいうものの、2通りの使用ができるのは兼用タイプの大きなメリットです。
- ハンガーにかけたまま使える
- アイロンを手軽にかけることも、しっかりかけることもできる
- ライフスタイルの変化に対応できる
- 比較的コンパクト
- 値段が高め
- かけ面の面積が狭い
- ハンガーがけにはやや重い
スチームアイロンの選び方
スチームアイロンのタイプと仕組みはわかったけど、実際どういう所を見て選べばいいのかわからないという方も多いでしょう。
スチームアイロンの性能は、立ち上がり時間や設定可能温度、スチーム量によって変わってきます。また、重さや握りやすさ、かけ面の素材などの使用感もスチームアイロンを選ぶうえで欠かせません。
ここでは、スチームアイロンを選ぶ際にどのような箇所を見ればいいのか機能面・使用感に分けて解説いたします。
普段どのような種類の洋服にアイロンがけをするかを考え、選ぶポイントを見つけてみましょう。
まずは機能面をチェック
まず、設定可能温度やスチーム量など、基本的な機能は十分かチェックしましょう。
ほかにも、コードレスでつかえるかや安全装置はついているかなど、意外と見落としがちなポイントもあります。
ここからは、選ぶ際に、最低限確認したい機能面のポイントを解説いたします。どのような機能が、自身の用途に役立つか考えながらチェックしましょう。
スチーム量は十分に出るか
スチームの量が多く、かけ面から広範囲に射出できるものがシワ伸ばしに有効です。目安は製品性能に書かれている○g/分という数値。
しっかり仕上げたい場合は10g以上がおすすめです。
また、タンク容量が大きいほど当然スチームは長持ちしますが、本体サイズと重さが増すため、アイロンがけそのものに負担がかかってきます。自分の用途を考えチェックしましょう。
設定できる温度をチェック
洋服の素材によって、アイロンがけに適した温度は異なります。適した温度でアイロンがけをしないとシワが伸びづらかったり、テカリが発生してしまったりしてしまうからです。
少なくともアイロンの温度が、低(80〜120℃)・中(140〜160℃)・高(180〜210℃)で分かれているものを選びましょう。
温度ごとに適した素材をまとめたので、自分がどのような素材の服によくアイロンがけするのか確認してみましょう。
温度 | 素材 |
---|---|
低(80〜120℃) | シルク・アクリル・ポリウレタンなど |
中(140〜160℃) | ポリエステル・フリース・ナイロンなど |
高(180〜210℃) | 綿・麻・レーヨンなど |
洋服に適した温度は、基本的に洋服のタグなどに記載されているので、アイロンがけの際は一度確認するのをおすすめします。
コード付きかコードレスか
コードレスは言うまでもなく、コードの煩わしさから解放されることがメリットです。
しかし、コード付きの方が一度に長時間アイロンがけができる上に軽量で本体価格も抑えられます。
コードレスは、専用の台で数分おきに蓄熱する必要があり、本体重量が蓄熱用の金属部分やバッテリー分重くなってしまうためです。
ただ最近はコードレスでも長時間使えるモデルが増えているので、一度にそこまで大量にかけないという方は、コードレスモデルを選んでも大丈夫でしょう。
立ち上がり時間と連続使用時間
スチームアイロンの立ち上がり時間は、30秒~120秒ほどです。忙しい時、さっとアイロンがけするためにも、なるべく早く立ち上がるものを選びましょう。
また、立ち上がりが早くても連続で使用出来る時間が短いと本末転倒です。コード付きのものは、立ち上がったらずっと連続使用が可能ですが、コードレスアイロンだと基本的に、大体約2分おきには蓄熱が必要になってしまいます。
専用の台に小まめに置いて蓄熱する動作が煩わしいと感じる方は、自身の用途がその連続時間内で十分なのか確認しましょう。
自動安全装置はあるか
スチームアイロンは、その特性上、電源が付いているかどうか見た目だけではわかりにくいです。また、安いモデルは電源の自動オフ機能が未搭載なものが多いです。
うっかり衣類に乗せたままにしてしまったり、電源をオフにしていなかったりすると、火傷のみならず最悪の場合火事になってしまいます。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では、その点に注意した方がいいでしょう。
コードレスの方が「いつかはエネルギー切れになる」という点では安全です。
使用感も忘れずに
便利な機能をあれこれ選ぶのも大切ですが、実際にその機能を持て余してしまっては意味がありません。大事なのは自分にとって十分な機能で、使いやすいということです。
高機能のスチームアイロンを購入したが、実際にその半分の機能も使わなかったり、滑り心地抜群のかけ面を選んだけど、大容量のタンクが思っていたより重く疲れてしまったりなど、使い心地と機能の豊富さは比例しません。
ここからは、実際に自分が使うときに、使いずらい・必要ない機能だったと感じないように、最低限チェックすべき使用面のポイントをご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
重量
一度に長くアイロンがけをする必要がある場合は、タンク容量の大きいモデルがいいですが、水がたくさん入るということは当然本体が重たくなります。
また、コードレスの方が取り回しはラクでもコード付きモデルに比べて重たくなる傾向があります。
軽ければ軽いほどアイロンがけの疲労は少なくなりますが、アイロンは重い方がプレスをかけやすく、しわを伸ばしやすいといったメリットもあります。
軽いほど良いハンガーにかけて使うタイプ以外は、疲れにくさかシワの伸びやすさか、どちらを優先するか選びましょう。
握りやすさ
アイロンがけをする際は、握りやすさも需要なポイントとなります。
四方様々な方向にシワを伸ばすので、使用する際の握りやすさは、そのまま快適な使用感につながります。
実際に家電量販店で実物を触ってみるのも一つの手です。
かけ面
かけ面の素材によって耐久性や滑りやすさで影響が出ます。
長い目で見れば、かけ面にコストをかけた方が結果的に一台を長く使えることとなりますし、滑りやすい素材のかけ面だとシワを伸ばすのがスムーズになります。
かけ面に使われる素材の特徴をまとめたので参考にしてください!
- フッ素系…安価だが滑らかさにかけ、傷がつきやすい。
- チタン系…耐久性・滑らかさを兼ね備えつつ価格は抑えられている。
- セラミック系…耐久性・滑らかさについてもっとも優れているが本体価格が高め。
- その他の素材…Panasonicのニッケルコーティング、T-fal(ティファール)のエナメル素材ダブルコーティングなど企業独自のもの。
水垂れはしないか
また、アイロンをかけているときにはスチームが出ますが、スチームが液体ではなく、しっかり蒸気として出ているか確認しましょう。
水が垂れると水染みになりますし、高温の水なので、万が一、手などにかかると火傷の恐れもあります。
「ハンガーショット」などでスチームを出す際の水垂れもチェックしておくと良いでしょう。
スチームアイロンおすすめ15選|ワイシャツのシワ取り名人はどれ?

今回は編集部が11台のスチームアイロンをピックアップし、「3日間圧縮袋に入れてシワクチャになったワイシャツをハンガーにかけた状態」で実際に試してみました。
また、注目の新作の中からスチームアイロン4台を厳選して紹介しています。
今回の検証ポイントは以下の5点です。
【スタンバイ速度】←手早さにかかわるところ
【スチーム威力】←強いからといってシワが伸びるとは限りません
【水満タン時の重さ】←持ち手への負荷にかかわるところ
【持ちやすさ】←持ちっぱなしのハンガーがけには重要な要素
【結果】←シワが取れたかどうか
まずはいきなり&ざっくりまとめを発表!
※三ツ星評価です
※商品それぞれのレポートでは「水満タン時の重さ」と「持ちやすさ」を「使用感」としてまとめています
※スタンバイ速度については「実際にシワ取りが開始できるまで」を編集部が実測しており、公式公表数値と異なる場合があります
[担当者:標準的な身長・手のサイズの女性1名]
スタンバイ速度 | スチーム威力 | 水満タン時の重さ | 持ちやすさ | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
T-fal DV9000JO | 約1分10秒 | ★★★ | やや重め | ||
T-fal(ティファール) アクセススチーム | 約36秒 | ★★★ | 重め | ||
TWINBIRDハンディアイロン&スチーマーSA-4097 | 約32秒 | ★★★ | やや重め | ||
TWINBIRDハンディアイロン&スチーマー SA-4084 | 約35秒 | ★★★ | やや重め | ||
日立CSI-RX1 | 約40秒 | ★★☆ | 重め | ||
東芝TAS-X3 | 約30秒 | ★☆☆ | 重め | ||
Panasonic(パナソニック)NI-FS540 | 約23秒 | ★☆☆ | 軽め | ||
Panasonic(パナソニック)NI-W504 | 約1分32秒 | ★★☆ | 重め | ||
アイリスオーヤマIRN-CL18CC | 約45秒 | ★★★ | 重くはない | ||
東芝 美(ミ)ラクル La・Coo TA-FLW910 | 約1分53秒 | ★★☆ | 重くはない | ||
石崎電機製作所SI-310LM 男前アイロン | 1分10秒 | ★★★ | 重い! |
ここからは各モデル検証の詳細とシワ取り結果です。給水してからスタンバイしていますが、どのモデルも給水しやすく準備が楽でした!
見てわかるBEFORE & AFTER(使用前&使用後)の画像つきです。
シャツの向かって左側半分にスチームを当てています。
さらによく分かる各モデルのスチーム噴射動画も載せているので、ぜひ比較チェックしてください。
スチームアイロンおすすめ4選【ハンガーにかけたまま・ハンディタイプ】
「アイロン台を出すのが面倒くさい」
「アイロンがけに長時間かけたくない」
編集部のメンバーも多くがそのタイプです。まずはハンガーにかけたままサッと手軽に扱える「ハンガーにかけたまま・ハンディタイプ」を4台検証しました。
ハンディ1台目はT-fal(ティファール)トゥイニージェットスチームです。
T-fal(ティファール) / トゥイニー ジェットスチーム
パワフルジェット!忙しいあなたに
パワフルジェット!忙しいあなたに


・温度は3段階で調整可能
・アイロン台の上でもプレスできる
・殺ダニ、除菌、脱臭、花粉、アレル物質対策も可能
スチーム量 | - |
---|---|
スチーム持続時間 | - |
重量 | 約650g |
消費電力 | 950W |
アイロン面の素材 | フッ素樹脂 |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 公式では45秒と記載されていますが、実際にシワ伸ばしができるようになるまで1分10秒ほどかかりました。 |
スチーム威力 | 抜群。プシュー!!と豪快な音を立ててスチームが吹き出ます。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 小型にしては重いという印象ですが、持ってみるとグリップしやすく、ボタンも押しやすいです。 水垂れはなし。 |
結果 | スチームの威力から期待したのですが、シワはあまり伸びませんでした。 |

ハンディ2台目は同じくT-fal(ティファール)アクセススチームです。
T-fal(ティファール) / アクセススチーム コード付き DR8085J0
シワ取りを時短でやりたいならこれ!

シワ取りを時短でやりたいならこれ!


・トリガー操作でのハンガーショット専用(プレスなし)
・大量のスチーム噴射をロック機能で出しっぱなしにすることが可能
・ハウスダストや花粉などのアレル物質を低減
・除菌と脱臭効果もあり
スチーム量 | 平均約18g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 連続18分 |
重量 | 約900g |
消費電力 | 1200W |
アイロン面の素材 | ステンレス |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 公式記載の45秒より早く約36秒でした。 |
スチーム威力 | スチームの伸びと勢いはすごいです。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 押しっぱなしに出来るロック機能がついているため、ショットではなくシューートといった感じで噴射できます。 レトロなマイク風(ロボット風?)のデザインと、一見置いたときのスリムな雰囲気は良いのですが、手が小さいと太く重たく感じてしまうかも。 |
結果 | スチームの伸びのよさが裏目に出たのか、やや水垂れが多いですが、シワは伸びました。 |

ハンディ3台目はTWINBIRDハンディアイロン&スチーマーSA-4084です。
TWINBIRD(ツインバード) / ハンディーアイロン&スチーマー SA-4084
30年以上も人気!ハンディな一台
30年以上も人気!ハンディな一台


・アタッチメントブラシ付き
・フリーアングル設計で全方向に扱える
・小型スチームアイロン(プレス)としても使える
・消臭効果
・価格が安いのでプレス機とは別にお出かけ専用として持っておくのもいいかも
スチーム量 | 0.2g/回 |
---|---|
スチーム持続時間 | 不明 |
重量 | 930g |
消費電力 | 800W |
アイロン面の素材 | フッ素樹脂塗装 |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 公式の記載が見当たらなかったのですが、なんと約35秒という立ち上がりの速さです。 |
スチーム威力 | トリガー操作でスチームの量を「ホワホワ」から「プシュー!」までコントロール可能 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 見た目の印象よりも重たく感じます。 スチームを安定して噴射するには連続で何度かプッシュする必要があり、その際に水垂れが結構します。 |
結果 | アタッチメントのブラシを付けたらシワがよく伸びました。 |

ハンディ4台目はTWINBIRDハンディアイロン&スチーマーSA-4097
です。
TWINBIRD(ツインバード) / ハンディーアイロン&スチーマー SA-4097VO
ベストセラーがより使いやすく進化!



ベストセラーがより使いやすく進化!


上記のツインバードのスチームアイロンSA-4084Pの改良版。
▼改良された点はこちら!
・かけ面の先端部分は、本体から飛び出すようなデザインでボタン周りのアイロンがけもより簡単に
・給水口は水がこぼれにくい形状に
・温調ダイヤルがより軽い力で回せるように
・ワンショットのスチーム力がパワフル!
スチーム量 | 0.4 g / 回 |
---|---|
スチーム持続時間 | 不明 |
重量 | 約 640 g ( 製品のみ ) 約 940 g ( 付属品含む ) |
消費電力 | 800 W |
アイロン面の素材 | 表面 : セラミック塗装 |
項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 公式の記載が見当たらないが、約32秒と速い。 |
スチーム威力 | ワンショットの威力がパワフル。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 重すぎず、水垂れもあまり無い。 |
結果 | ゆっくり丁寧にやると、シワが伸びやすかった。 |

スチームアイロンおすすめ4選【しっかりアイロン台を使うタイプ】
アイロン台で使うタイプのスチームアイロンは、折り目やプリーツを付けることもでき、しっかりシワを伸ばしたい人に人気です。
また、かつてはパワー不足、早々のバッテリー切れなど使い心地がイマイチだったコードレスモデルも、今では日常使いに十分なモデルが続々登場しています。
しっかりかけるのであれば、スチームの量やその使い心地が気になるところです。4台検証しました。
アイロン台タイプ1台目はPanasonic(パナソニック)NI-W504です。
Panasonic(パナソニック) / コードレス Wヘッドアイロン カルル NI-WL504
コードレスで大容量タンクを実現
コードレスで大容量タンクを実現


・ワイドなレモン型のWヘッドベースは全方向に動かせる(戻りシワ対策)
・スチームは全面から噴出されむらのない仕上がりに
・カセット式大容量タンクでスチームが長続き
・安い下位機種があるが切り忘れ防止機能がついていない
スチーム量 | 最大約13g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 約180秒 |
重量 | 約1.1kg |
消費電力 | 1,400W |
アイロン面の素材 | ハードチタンコート |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約1分32秒。 |
スチーム威力 | そこそこあります。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 「センター重心設計」とのことですが、コードレスのためかやはり重たい印象。 グリップも本体一体型のため握りにくく、長時間の使用は厳しいでしょう。水垂れはなし。 |
結果 | シワの伸びは悪くないですが、重さを考えると一発でビシッと伸びて欲しかったです。 |

アイロン台タイプ2台目はアイリスオーヤマIRN-CL18CCです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) / ケース付きアイロン IRN-CL18CC
2段階スチームで薄手から厚手まで
2段階スチームで薄手から厚手まで


・「ハーフスチーム」と「スチーム」の2段界スチームで薄手から厚手まで調節可能
・スチームとは別に、どのモードでも使える霧吹き機能つき
・かけ面が耐久性のあるセラミック製の割に価格は抑えめ
・脱臭効果も◎
スチーム量 | 不明 |
---|---|
スチーム持続時間 | 不明 |
重量 | 0.7kg |
消費電力 | 1,000W |
アイロン面の素材 | セラミックコート |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約45秒。 |
スチーム威力 | スチームの威力はあるのですが、使用開始前に連続プッシュが必要。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 持った感じは重くないのですが、グリップが本体と一体型のため握りにくさがあります。 最初のプッシュの勢いが強すぎてシャツに必要以上の水滴が飛びます。 |
結果 | ハンガーがけとしてはシワはあまり伸びません。 アイロン台の上でプレス機として使用した方がいいでしょう。 |

アイロン台タイプ3台目は東芝 美(ミ)ラクル La・Coo TA-FLW910です。
TOSHIBA(東芝) / 美(ミ)ラクル La・Coo TA-FLW910
La・Cooシリーズ最上機種
La・Cooシリーズ最上機種
ショッピング


・タンクはカセット式で約120mlの大容量
・ワイドなかけ面はなめらかで耐久性にすぐれる
・3つのスチームラインで広範囲にスチームが浸透
・モードの切り替えで厚手のコートもおまかせ
スチーム量 | 最大約13ml/分 |
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スチーム持続時間 | 最長約180秒(高設定時) |
重量 | 約1.1kg |
消費電力 | 1,420W |
アイロン面の素材 | ボロンコート(ダイヤモンドに近い硬度の化学物質) |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約1分53秒。ちょっと長い。 |
スチーム威力 | 側面のスイッチで「全面」と「集中」が切り替えられ、さらに「ショット」か「ミスト」ボタンを選べます。集中ショットはかなり勢いがあり、全面ミストだとホワホワやさしくなります。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 持った感じは重くないのですが、グリップが本体と一体型のため握りにくさがあります。 集中ショットでは勢いがよすぎてシャツに必要以上の水滴が飛びます。 |
結果 | 一度にかけられる面積を優先し全面ミストを使ったところシワはあまり伸びませんでした。 この場合はアイロン台の上で使用した方がいいでしょう。 |

アイロン台タイプ4台目は石崎電機製作所SI-310LM 男前アイロンです。
石崎電機製作所 / シュアー 男前アイロン プラチナ (コードレス) SI-310LM
業務用電熱機器会社が開発
業務用電熱機器会社が開発
ショッピング


・重いがスチーム威力は飛沫が上がるほど強力
・業務用電熱機器会社ならではの技術で長いスチーム持続時間を実現
・200ml大容量タンクで衣類スチーマーとしてもプレスアイロンとしても効率よく使える
・オートパワーオフ、オートバルブなどの機能搭載
スチーム量 | 約5ml/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 最大約160秒 |
重量 | 約1.1kg |
消費電力 | 1,420W |
アイロン面の素材 | セラミックコート |
項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約1分10秒。音で教えてくれます。 |
スチーム威力 | 「圧力を極限まで高めた」と公式で謳っている通り、威力はかなり強い! |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | とにかく重たい。大容量タンクがアダとなってしまいました。標準的な女性の力では角度調整ができません。 スチーム威力が強い分、シャツに水滴が残ります。 |
結果 | 重さとグリップしにくさが足を引っ張り、シワは威力ほどには伸ばせませんでした。 |

スチームアイロンおすすめ3選【プレスも重視!両方つかえる兼用タイプ】
「普段はハンガーにかけたままのシワ取りで使うけど、たまにはしっかりシャツのプレスがけをしたい」
そんな人には、プレス兼用機があります。コンパクトでもかけ面にこだわりのあるモデルならプレスをしっかりこなしてくれます。
その分、ハンガーがけ時の手への負担は気になるところですが、実際どうなのでしょうか。3台を試してみました。
兼用タイプ1台目は日立CSI-RX1です。
日立(HITACHI) / 衣類スチーマー CSI-RX1
クロスラインにスチーム噴射!
クロスラインにスチーム噴射!


・コンパクトボディで持ちやすい
・付属のブラシアタッチメントでホコリや毛くずが取れる
・アイロン台の上でプレスもできる
・除菌・脱臭・花粉・ダニ対策も
スチーム量 | 平均約11g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 連続6分 |
重量 | 690g(本体のみ) |
消費電力 | 800W |
アイロン面の素材 | チタン含有コート |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約40秒。 |
スチーム威力 | 勢いはそれほどないのですが、かけ面から満遍なく十分に出るなという印象で頼りなさはありません。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 重たい印象ですが、握りやすい(持ちやすい)です。 押している間中、スチームが噴射され続けます。若干奇妙な音がしますが使用に問題はなさそうです。 |
結果 | かなり水が垂れて気になった一方、シワの伸び方は文句なしでした。 |

兼用タイプ2台目は東芝TAS-X3です。
TOSHIBA(東芝) / コード付き衣類スチーマー La・Cooラクー-S TAS-X3
深いシワにはシャワーモードで
深いシワにはシャワーモードで
ショッピング


・スチームモードと最大15ml/分のシャワーモード搭載
・プレス時もラクに取り回せる軽量設計
・オートオフ機能付き
・脱臭・アレル物質・除菌効果も
スチーム量 | 最大約11ml/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 最長約5分 |
重量 | 690g |
消費電力 | 950W |
アイロン面の素材 | セラミックコート |

項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約30秒。はやい。 |
スチーム威力 | モクモクモク・・・弱めの印象です。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 持った印象は重いです。 一定にスチームが噴出するのでシワを伸ばしやすいですが、ずっとボタンを押し続けないといけません。 押してる間、振動がありますが水垂れはなし。 |
結果 | シワはほどほどに伸びました。 |

兼用タイプ3台目はPanasonic(パナソニック) NI-FS540です。
Panasonic(パナソニック) / 衣類スチーマー NI-FS540
コンパクトでもプレス具合はしっかり
コンパクトでもプレス具合はしっかり


・軽量コンパクト設計で手軽に保管や旅行時の携帯ができる
・ジャケットからニット、レーヨン素材までアイロンがけ可能
・新機種から防臭効果の対象に加齢臭が加わった
スチーム量 | 平均約11g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 連続4分 |
重量 | 705g |
消費電力 | 950W |
アイロン面の素材 | セラミックコート |
項目 | 結果 |
---|---|
スタンバイ速度 | 約23秒。はやい! |
スチーム威力 | ちょっと頼りない印象です。 |
使用感(重さ・持ちやすさ・水垂れ) | 持った感じが持ちやすく軽いせいか、パワーも控えめに感じます。 押しっぱなしすることでスチームを噴射し、指を離しても微量のスチームが続きます。水垂れはほんの少しあり。 |
結果 | パワー不足は否めず若干シワが残る形になりました。 |

スチームアイロンおすすめ4選【最新モデル】
検証したスチームアイロンとは別に、編集部が独自で選んだおすすめの最新スチームアイロンを4つご紹介します。
最新型が欲しい方など、ぜひ参考にしてみてください。
TOSHIBA(東芝) / 美(ミ)ラクル La・Coo TA-FDX950
59個の孔から広範囲&大量スチーム
59個の孔から広範囲&大量スチーム
ショッピング
前機種からさらなる小型軽量化&水タンク容量を約33%増量した東芝のコードレスアイロンLa・Cooシリーズの最上級モデルです。
増量された59個ものスチーム孔から放たれる大量のスチームが、衣類にまんべんなく浸透し、ムラを抑えたきれいな仕上がりになります。
かけ面はニッケルコート加工で、滑りはばっちり。5段階の温度調節やボタンまわりなどの細かい部分でもシワをラクに伸ばせる形状になっているなど、細かなこだわりが随所に施されています。
スチーム量 | 約13g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 約180秒 |
重量 | 約950g |
消費電力 | 1400W |
アイロン面の素材 | ニッケルコート |
Panasonic(パナソニック) / コードレススチームアイロン カルル NI-WL705
全方向に動かせて、すべりの良さも◎
全方向に動かせて、すべりの良さも◎
全方向性に動かせるレモン型のWヘッドベースを採用。グリップ部分を持ちかえる必要がないので、細かいところまできれいかつスピーディーにアイロンがけをすることができます。
優れた使い心地に加え、約160mLの大容量タンク、約13g/分の大量スチームなどの強力な基本性能が、快適なアイロンがけをサポートします。
熱くなると軽い滑りになる独自の「ミラーマジ軽ベース」かけ面は、パナソニックでも最上級の滑り心地です。
スチーム量 | 約13g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | 約180秒 |
重量 | 約1.1kg |
消費電力 | 1400W |
アイロン面の素材 | ミラーマジ軽 |
ティファール史上最大級のスチーム量を誇るパワフルな機種です。通常時でも約25g/分のパワフルスチームですが、最大110g/分ものパワフルスチームを可能にする「ジェットスチーム」機能がついています。
また、滑りの良さが前モデルより約33%アップした、ティファール史上最高の滑り心地を持つ「エアーグライドかけ面」は、かけ面内部の体積が大きい構造となっており、コードレスながら優れた熱保持力を持っています。
独自の「オートクリーン加工」で、かけ面をいつもきれいな状態に保ち、メンテナンスの必要がないのもうれしいポイントです。
スチーム量 | 約25g/分 |
---|---|
スチーム持続時間 | - |
重量 | 約1.4kg |
消費電力 | 1400W |
アイロン面の素材 | エアーグライド |
T-fal(ティファール) / フリームーブ ミニ FV6460J0
パワフルな最軽量・最小クラス
パワフルな最軽量・最小クラス
スチーム力に定評のあるティファールのパワフルな最軽量・最小クラスです。わずか920gのコンパクトサイズにも関わらず、最大90g/分の強力な「ジェットスチーム」が搭載されています。
通常約14g/分、最大90g/分の強力なスチームでお手軽に衣類ケアができます。最軽量で最小クラスのコードレスアイロンなので使い心地は抜群です。
「パワフルだけど、なるべく軽くて小さいスチームアイロンが欲しい」というわがままな方にも十分おすすめの商品です!
スチーム量 | 約14g/分 |
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スチーム持続時間 | - |
重量 | 約920g |
消費電力 | 1300W |
アイロン面の素材 | セラミック |
スチームアイロンのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめのスチームアイロンを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | パワフルジェット!忙しいあなたに | シワ取りを時短でやりたいならこれ! | 30年以上も人気!ハンディな一台 | ベストセラーがより使いやすく進化! | コードレスで大容量タンクを実現 | 2段階スチームで薄手から厚手まで | La・Cooシリーズ最上機種 | 業務用電熱機器会社が開発 | クロスラインにスチーム噴射! | 深いシワにはシャワーモードで | コンパクトでもプレス具合はしっかり | 59個の孔から広範囲&大量スチーム | 全方向に動かせて、すべりの良さも◎ | 最大110g/分のジェットスチーム | パワフルな最軽量・最小クラス |
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商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ||
商品名 | |||||||||||||||
商品リンク | Amazon 19,800円(税込) | 楽天市場 9,800円(税込) Yahoo! ショッピング 11,750円(税込) | 楽天市場 7,890円(税込) Yahoo! ショッピング 6,180円(税込) | Yahoo! ショッピング 3,960円(税込) | 楽天市場 14,795円(税込) Yahoo! ショッピング 21,560円(税込) | ||||||||||
スチーム量 | - | 平均約18g/分 | 0.2g/回 | 0.4 g / 回 | 最大約13g/分 | 不明 | 最大約13ml/分 | 約5ml/分 | 平均約11g/分 | 最大約11ml/分 | 平均約11g/分 | 約13g/分 | 約13g/分 | 約25g/分 | 約14g/分 |
スチーム持続時間 | - | 連続18分 | 不明 | 不明 | 約180秒 | 不明 | 最長約180秒(高設定時) | 最大約160秒 | 連続6分 | 最長約5分 | 連続4分 | 約180秒 | 約180秒 | - | - |
重量 | 約650g | 約900g | 930g | 約 640 g ( 製品のみ ) 約 940 g ( 付属品含む ) | 約1.1kg | 0.7kg | 約1.1kg | 約1.1kg | 690g(本体のみ) | 690g | 705g | 約950g | 約1.1kg | 約1.4kg | 約920g |
消費電力 | 950W | 1200W | 800W | 800 W | 1,400W | 1,000W | 1,420W | 1,420W | 800W | 950W | 950W | 1400W | 1400W | 1400W | 1300W |
アイロン面の素材 | フッ素樹脂 | ステンレス | フッ素樹脂塗装 | 表面 : セラミック塗装 | ハードチタンコート | セラミックコート | ボロンコート(ダイヤモンドに近い硬度の化学物質) | セラミックコート | チタン含有コート | セラミックコート | セラミックコート | ニッケルコート | ミラーマジ軽 | エアーグライド | セラミック |
まとめ
今回、ハンディータイプから兼用できるタイプ、最新モデルまで様々なスチームアイロンをご紹介しました。
スチームアイロンのメリットやデメリット、選び方や検証結果も参考に、あなたのライフスタイルにぴったりの1台を見つけてみてください。
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