
一部の人たちから絶大な人気を集めているボードゲーム。インタラクションを楽しめる、誰でも公平に勝てる、みんなでワイワイ盛り上がれるという理由から、「実際に遊んだらハマってしまった」という人が増えています。
日本ではまだそこまで浸透していないイメージがあるものの、海外では当たり前のように遊ばれているボードゲーム。国によってつくられるゲームや遊び方にも特徴があります。
国による違いやボードゲームがすぐに売り切れてしまう理由について、ボードゲームソムリエの松永さんに伺ってみました!
目次
世界のボードゲームのプロフェッショナル。「7つの習慣」や人気漫画「キングダム」のボードゲームを開発。他に「マツコの知らない世界」をはじめとしたメディアへのボードゲームの情報提供や「好きなことで生きる」をテーマにした講演活動なども行なっている。2019年7月25日には、著書「戦略と情熱で仕事をつくる 自分の強みを見つけて自由に生きる技術」を発売した。
世界のボードゲームのプロフェッショナル。「7つの習慣」や人気漫画「キングダム」のボードゲームを開発。他に「マツコの知らない世界」をはじめとしたメディアへのボードゲームの情報提供や「好きなことで生きる」をテーマにした講演活動なども行なっている。2019年7月25日には、著書「戦略と情熱で仕事をつくる 自分の強みを見つけて自由に生きる技術」を発売した。
ボードゲームの需要は国によって違いがある
日本と海外では文化的背景に違いがあるため、ボードゲームをする目的や遊び方にも違いがあります。
海外では休日になると友人を呼んでホームパーティーを開き、みんなでボードゲームを楽しむのだそう。さらにヨーロッパなどだと休日は商業施設が閉店してしまうため、自宅で遊ぶという人が少なくありません。
こういった環境からボードゲームは広く発展。海外の人たちにとってボードゲームは非常に身近な存在なのです。
一方、日本は核家族化が進んでいることもあり、家族で集まって遊ぶ家庭はほとんど見受けられません。また、日本には遊ぶ物や場所が多すぎるというのもボードゲームが浸透しにくい理由の一つと言えます。
海外製ボードゲームと日本製ボードゲームの違い
上記のように、そもそも海外と日本では、ボードゲームをする頻度や環境が異なります。では、海外で作られたボードゲームと日本で作られた、あるいはリメイクされたボードゲームにはどういった違いがあるのでしょうか?
一般的な海外製のボードゲームは箱のサイズが大きくかさばるという特徴があります。海外の家は広く造られていることから、コンパクトさを重要視していないのが理由なのだそう。
一方日本で作られた、または日本でリメイクされたボードゲームはとにかくコンパクト。家自体が大きくないことや、友人の家に持ち込んだり仕事や授業の合間に遊んだりと、持ち歩くことが多いのが理由として考えられます。
また、ボードゲームはそれぞれの国によっても特色があるので、そのような点に注目してみるのもおすすめ。
- ドイツ
硬派なゲームが多い
- アメリカ
みんなでワイワイ盛り上がれるゲームが多い
- フランス
直感的に遊べるゲームが多い
クオリティの高さに定評がある
ボードゲームはすぐに売り切れる?その理由は?
ボードゲームは一般の出版物とは違い形状などに統一性がなく、さらに特殊な印刷を使用するため、製作するのにコストがかかります。そのため、そもそもの生産数が多くありません。
初回の生産分が売り切れた場合、再び生産して売れ残るリスクを考えて「作らない」という決断をすることが多いようです。その結果、入手困難なゲームになり価格が高騰し、過去作品をリメイクすることになります。
現在は昔に比べて普及が進んだことから、レビューを見た後に購入する余裕があるものの、マニア向けのゲームなどはまだまだ生産数が多くありません。欲しいと思ったときに購入することをおすすめします。
まとめ
国によってさまざまな特徴があるボードゲーム。購入をする際には、どこの国のものかに注目してみるのもおすすめです。
ボードゲームは生産数が限られていることもあるので、気になったものがあればすぐにゲットしましょう。