
「カナル型イヤホンで音質にこだわって音楽を楽しみたい」「でも、多すぎて比較しにくいし、選び方がわからない」そんな方はぜひこの記事をご一読ください。
オーディオ&ビジュアルライターでAV評論家の折原一也さんが、カナル型イヤホンの選び方をはじめ、おすすめのカナル型イヤホンをランキング形式でご紹介します。
カナル型イヤホンの選び方では、注目したいポイントや機能スペックの違いなど、知っておきたい知識がたくさん!自分のライフスタイルや好みに合わせて、イヤホンが選べるようになりますよ。
カナル型イヤホンをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
1979年生まれのオーディオ&ビジュアルライター。「家電批評」「日経トレンディ」「Phileweb」などのA&V専門誌、モノ雑誌、Webで、4Kテレビやワイレスイヤホン、スピーカーなど映像と音に関わる記事を担当。薄型テレビやワイヤレスイヤホンは年間100製品以上の実機をテストして製品評価を手掛けている。2009年より全国の家電量販店や専門誌と共にオーディオ・ビジュアルの優れた製品を表彰するアワード「VGP」の審査員も務める。
1979年生まれのオーディオ&ビジュアルライター。「家電批評」「日経トレンディ」「Phileweb」などのA&V専門誌、モノ雑誌、Webで、4Kテレビやワイレスイヤホン、スピーカーなど映像と音に関わる記事を担当。薄型テレビやワイヤレスイヤホンは年間100製品以上の実機をテストして製品評価を手掛けている。2009年より全国の家電量販店や専門誌と共にオーディオ・ビジュアルの優れた製品を表彰するアワード「VGP」の審査員も務める。
カナル型イヤホンとは?

まず「カナル型イヤホン」とはどのようなイヤホンなのか。改めて確認しましょう。AV評論家の折原さんに解説していただきました。
カナル型イヤホンとは、耳栓のように耳の穴に装着するタイプのイヤホンです。耳を密閉することになるため遮音性に優れ、イヤホンの重低音をしっかりと耳に伝えてくれます。
市販されているイヤホンのほとんどがカナル型イヤホンです。例外はiPhoneシリーズに付属しているEarPodsなど。これらはインナーイヤー型イヤホンになります。
カナル型イヤホンのメリット&デメリット
イヤホンの主流ともいえるカナル型イヤホン。いったいどのようなメリットやデメリットがあるのか、折原さんに聞いてみました。
- 密閉性が高く音漏れが少ない
- 細かな音が聴き取りやすい
- ダイレクトに音を届ける
- 高音の抜けがイマイチだと感じる
- 長時間装着していると耳に疲労感が出る
- イヤーピースを紛失しやすい
最大のメリットは遮音性の高さです。遮音性が高いと音楽にじっくり浸ることができますし、電車内で大きな音量で再生しても周囲の人に迷惑をかけることがありません。
また耳の穴と耳の外側で支えるので、耳への装着安定性に優れています。なお、落下がより心配になるワイヤレスイヤホンや完全ワイヤレスイヤホンでは「フィン」と呼ばれるパーツで耳にしっかりと固定する機種も増えています。
逆にデメリットは、遮音性が高いため外の音に気づきにくいことでしょう。
屋外で装着したり、ランニングをしたりするようなときは、周囲の音に気を払わないと危険なケースもありますよ。
カナル型イヤホンの選び方

ここからは、AV評論家の折原一也さんに教えていただいたカナル型イヤホンの選び方をご紹介します。
現在愛用している端末や音楽を聴くシチュエーションを踏まえて参考にすると、より自分らしいカナル型イヤホンが選べるようになるでしょう。
接続方式で選ぶ
カナル型イヤホン選びで一番重視したいのは、スマホや携帯音楽プレイヤーとの接続方法です。カナル型は最も商品数が多く、価格も機能もさまざま。最初に有線接続かワイヤレスか選ぶと、絞り込みやすくなりますよ。
有線接続ではプラグの形にも注目してみましょう。スマートフォンと接続できるのは3.5mmミニタイプのプラグ。ストレート型のプラグは厚みのあるスマホケースでも楽に接続できますよ。
L字型のプラグはコネクタに負荷がかかりにくくいため、故障が起きにくい傾向があります。断線に悩んでいる方はL字型中心に探してみるとよいでしょう。
スマホではiPhone7以降イヤホンジャックの廃止が進んでいるので、Bluetoothによるワイヤレス接続を標準と考えましょう。
現在では左右も独立した完全ワイヤレスタイプも人気です。一方、携帯音楽プレイヤーや少し前のスマホ接続では有線イヤホンもまだまだ現役。
また、予算を問わず超高音質を追求するマニア向けの機種は、やはり有線イヤホンの独壇場となっています。
ドライバーユニット
イヤホンの音質を大きく左右するのが、イヤホンに使われているドライバーユニットです。
これは電気信号を音に変換するイヤホンの機能のこと。特性を理解しておけばイヤホンの音質かを大まかに知ることができます。
- ダイナミック型
ダイナミック型は安価なイヤホンにもよく採用されているタイプです。低音再生能力が高く、空気感の再現も得意ですよ。 - バランスドアマーチュア型(BA型)
バランスドアマーチュア型は、補聴器に使われていた技術から生まれました。ダイナミック型よりパワフルで、細かな音や中~高域の再現力が高い傾向があります。現在、ハイクラスなイヤホンのほとんどがBA型ドライバを搭載しています。
高域用にBAドライバーと低域用にハイブリッドドライバーを採用するなど、さまざまな工夫をこらした高級イヤホンも登場しています。
機能性で選ぶ
カナル型イヤホンにはさまざま機能があります。折原さんおすすめのチェックすべき機能をご覧ください。
①ノイズキャンセル機能
現在よく注目されているのは、音楽を聴く際に電車やバスなど周囲の騒音を軽減できるノイズキャンセル機能(ANC・アクティブノイズキャンセル)への対応です。
よく混同される技術に「CVCノイズキャンセル」などがありますが、これは通話用マイク専用の技術で、イヤホンによる音楽リスニングにはまったく効果がありません。
周囲の物音が気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
②防塵防水機能
防塵防水機能は、水濡れだけでなく、汗や砂埃による故障を減らしてくれます。防水性能の表記はIPX+数字。数字が大きいほど防水性能が高くなっていきます。
③ハイレゾ対応
ハイレゾとは高解像度(ハイレゾリューション)を意味する機能です。周波数帯域が40kHz以上のイヤホンのみがハイレゾとなります。
普通のイヤホンと比べて情報量の多いサウンドが楽しめるのが魅力。臨場感のある映画鑑賞にもぴったりです。
④マイク・リモコン付き
イヤホンを購入する際には、リモコン・マイクの有無もチェックしてみましょう。Bluetoothタイプであれば、基本的にすべての機種が操作ボタンとマイクを搭載しています。再生・停止などの操作や通話も対応していて便利ですよ。
有線イヤホンは、機種によってリモコン・マイクの有無が異なります。基本的にはリモコン・マイク搭載のほうが便利と思われがちですが、スマホ本体で操作するからイヤホンではリモコン・マイクなしのほうが好み…という方も多いようです。
⑤リケーブル対応
リケーブルというのは、イヤホンにもともとついているケーブルを取り外し、自分好みのケーブルに付け替えることです。
メリットは音質を調整できるだけでなく、断線してもお気に入りのイヤホンを使い続けられること。リケーブル対応の機種は高級イヤホンに多く、カスタマイズの組み合わせは無限大。とことんこだわれるのは嬉しいですね。
その他の機能やスペックに関しては以下の記事で詳しくご紹介しています。すべてのイヤホンについて解説していますので、興味がありましたらご覧ください。
カナル型イヤホンおすすめ21選|タイプ別にランキングで紹介【最新機種も】
ここからは折原さんおすすめのカナル型イヤホンをご紹介していきます。
接続方式や使いたいシチュエーション、音質のよさに注目し、4つのジャンルに分けたランキングをご紹介。手持ちの端末や好みの音楽のジャンルと合わせて、カナル型イヤホン選びの参考にしてみてくださいね。
カナル型イヤホンおすすめランキングTOP4【Bluetooth】
まず最初にご紹介するのは、「Bluetooth接続」のカナル型イヤホンのおすすめランキングです。
Bluetooth接続タイプのイヤホンは、イヤホンジャックがないiPhoneを使っている方におすすめ。リンク操作も簡単で、ストレスなく使えますよ。音質のよい完全ワイヤレス(左右独立型)イヤホンも登場しているのでチェックしてみてください。
AVIOT(アビオット) / TE-BD21f
エキスパート監修の完全ワイヤレス
エキスパート監修の完全ワイヤレス
特徴はオーディオに携わるさまざまなジャンルのプロが監修していること。これまで、ワイヤレスイヤホンに対して「音質が有線と比べてイマイチ」「ラグが気になりやすい」というイメージがあった方からも好評な商品です。
形式(型式) | トリプルハイブリッドドライバー |
---|---|
電源 | - |
連続音声再生時間 | 7時間 |
重量 | 約5.4g |
通信方式(接続) | Bluetooth5.0 |
NUARL(ヌアール) / NT01AX
音質よく遅延も少ない完全ワイヤレス
音質よく遅延も少ない完全ワイヤレス
機能面では、急な雨にも対応できるIPX4相当の防滴仕様と、高速充電が便利です。濡れた手でも操作できるので、料理や洗濯をしながら音楽を聴きたい方にもおすすめです。
バッテリーの持続時間は単体で連続10時間。専用の充電ケースと組み合わせると、最大35時間再生できます。ケースがコンパクトなので持ち歩きやすく、お出かけ先でもさっと充電できますよ。
「クアルコム社」の「QCC3026」チップ搭載で音切れのしにくさに定評のある人気モデル。独自に開発した「グラフェンドライバー」と「HDSS技術」によるクリアで情報量のあるサウンドは、高音質完全ワイヤレスイヤホンの定番ともいえます。
形式(型式) | 密閉ダイナミック型 |
---|---|
電源 | リチウムポリマー充電池内蔵(60mA / 500mA) |
連続音声再生時間 | 10時間(+ケース25時間) |
重量 | 約5g(イヤホン本体片側) |
通信方式(接続) | Bluetooth 5.0 |
AVIOT(アビオット) / TE-D01g
お手頃価格で買える完全ワイヤレス
お手頃価格で買える完全ワイヤレス
IPX7レベルの生活防水が魅力的な商品です。IPX7はおよそ30分ほどの水没に耐えられることを証明するハイレベルな規格となっています。うっかり水中に落としてしまうことが多い方におすすめ。
単体でのバッテリー持続時間は約10時間。専用のチャージングケースを併用すると50時間ほど使用できます。
カラー展開は、肌なじみのよいピンクや高級感のあるネイビーを含む4色。アクセサリー感覚で耳を彩れるのも嬉しいポイントです。
初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入する人でも手を出しやすい価格ながら、イヤホン単体で10時間再生と業界トップクラスの再生性能。日本人向けに中高域の情報をクリアなサウンドを実現しています。
形式(型式) | 密閉ダイナミック型 |
---|---|
電源 | - |
連続音声再生時間 | 10時間(+ケース40時間) |
重量 | 4.6g(片側) |
通信方式(接続) | Bluetooth 5.0 |

SONY(ソニー) / WI-C310 BC
連続再生時間が長い左右一体型
連続再生時間が長い左右一体型
ショッピング
より長い連続再生時間を求める方におすすめなワイヤレスのカナル型イヤホンです。単体での連続再生時間は、およそ15時間。10分ほどの充電で1時間使用できるため、外出前に充電が切れても、素早く対応できます。
左右をつなぐのは、絡まりにくいフラットケーブル。丸めても痕がつきにくく、断線しにくいですよ。ケーブル部分にリモコンがついているので、音量や曲の操作もスムーズです。
ソフトなネックバンド型のワイヤレスイヤホンの入門モデル。お手ごろ価格でサウンドもナチュラル志向、最大15時間の長時間再生と選びやすいモデルです。
形式(型式) | 密閉ダイナミック型 |
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電源 | DC 3.7 V:内蔵充電式リチウムイオン電池 |
連続音声再生時間 | 最大15時間 |
重量 | 約19g |
通信方式(接続) | Bluetooth |
カナル型イヤホンおすすめランキングTOP5【高音質】
続いてご紹介するのは、「高音質」なカナル型イヤホンのおすすめランキングです。
それぞれのイヤホンが得意な音域も合わせて紹介していきますよ。よく聴く音楽のジャンルや求めている音質を踏まえて、選んでみてもよいですね。
final(ファイナル) / E3000
低価格なのに高音質が手に入る!
低価格なのに高音質が手に入る!
サウンドの特徴は、特定の音域を強調しないこと。周波数を滑らかにつなぐことで、バランスよく聴き疲れない音質を実現しています。安いイヤホンにも多いドンシャリ(低音と高音を強調するサウンド)が苦手な方や、中音をしっかり聴きたい方におすすめしたい商品です。
また、価格もお手頃なのが魅力的。クラシック音楽や伸びやかなボーカルが特徴的な音楽にぴったりですよ。
今までにない本当の高音質サウンドとして最新の音響工学、心理学の研究成果を踏まえて設計されたイヤホン。決して高額なイヤホンではないのですが、ドンシャリ系とは正反対のサウンドは必聴の高音質です。
SHURE(シュア) / SE215SPE
リケーブルで自分好みにカスタマイズ
リケーブルで自分好みにカスタマイズ
音楽関係者やオーディオファンから根強い支持を集める人気商品です。低音から高音までよく聴こえるため、さまざまなジャンルの音楽を楽しめますよ。ほかのカナル型イヤホンと比べると、遮音性の高さにも秀でています。通勤通学中や、しっかり集中したいときのお供にもぴったりです。
機能面では、リケーブルでさらに自分好みにカスタマイズできるのがポイント。音質を調整できるだけでなく、ほかにはない自分だけのイヤホンを楽しめますよ。断線したときも、ケーブルを交換して使い続けられるのが嬉しいですね。
高音質イヤホンの入門クラスとなる1万円前後で購入できる定番モデル。プロフェッショナル用マイクでも知られるSHUREのロングセラーで、素晴らしい音の解像感とパワフルな低音を再生。日本人向けのチューニングが気持ちよい高音質を聴かせてくれます。
形式(型式) | ‐ |
---|---|
電源 | ‐ |
連続音声再生時間 | ‐ |
重量 | 約30g |
通信方式(接続) | Bluetooth |
SENNHEISER(ゼンハイザー) / IE 60
豊かなサウンドで音楽に没頭できる
豊かなサウンドで音楽に没頭できる
ゼンハイザーは、ドイツの有名音響機器メーカーです。モニター系サウンドというのは、プロミュージシャン向けに作られたオーディオ機器のこと。ドンシャリやかまぼこのようなキャラクターがなく、原音に忠実なサウンドが聴けるのが特徴です。アーティストが本来目指している音楽の世界が楽しめますね。
大小さまざまなイヤーピースが付属するので、最適なフィット感を追求できます。装着は耳掛けスタイルがおすすめ。カナル型特有のケーブルの擦れによるタッチノイズを軽減してくれますよ。
モニター系サウンドの代表と呼ばれる高音質イヤホンの定番モデルがドイツのゼンハイザーによる「IE60」です。音の情報量がキレイに聴こえるサウンドで、バランス良く高音質を響かせる高音質モデルです。
形式(型式) | ダイナミック・カナル型 |
---|---|
電源 | - |
連続音声再生時間 | - |
重量 | 約14g |
通信方式(接続) | 3.5mmステレオミニプラグ(L型) |
JVC(ジェイブイシー) / SOLIDEGE 01 inner
カスタマイズ可能なハイクラスモデル
カスタマイズ可能なハイクラスモデル
WOODシリーズが有名なJVCから登場した、フルステンレスのカナル型イヤホンです。SOLIDEGEシリーズで目指しているのは音の輪郭きっちり再現すること。全体的にキレ味のあるサウンドに仕上がっています。
特徴的なのは、ノズルを交換して自分好みに調整できること。チタニウム・ステンレス・ブラスの3種類が付属し、柔らかな音からさらに鋭い音まで、聴き比べることができますよ。その日の気分や、聴く音楽に合わせて気軽にカスタマイズできますね。
日本のJVCケンウッドがステンレスの削り出しボディで高音質に挑戦したモデル。金属素材らしく、ダイレクトでハイスピードに音が届くようなソリッドな高音質、そして情報量志向の低音を聴かせてくれる人気モデルです。
形式(型式) | ダイナミック型 |
---|---|
電源 | - |
連続音声再生時間 | - |
重量 | 約20.0g |
通信方式(接続) | 有線接続 |
SONY(ソニー) / IER-M9
5基のドライバーで全域をカバー
5基のドライバーで全域をカバー
タイプの異なる5つのドライバーユニットを搭載し、どの音域もバランスよく再生できるカナル型イヤホンです。原音再生を目指しているため、余計な味付けなくアーティストの世界観を楽しめます。
メーカー推奨の使い方は、耳掛けスタイル(Share掛け)。シルク編組のケーブルとあわせて、タッチノイズの抑制効果がありますよ。同社のIER-M7と比べると、硬質なサウンドが特徴。各楽器間のバランスもしっかり感じられるので、オーケストラ音楽にぴったりです。
ステージモニターというアーティストが音楽のステージ上で装着するイヤホンを想定してイヤホンの新シリーズです。
自社開発の5基の独立したBAドライバーで帯域を分割して再生する豪華構成が特徴です。サウンドは極めてきめ細かで繊細に原音を忠実に再現。10万円以上と効果なモデルですが、音で納得できるモデルです。
形式(型式) | 密閉ペンタ・バランスド・アーマチュア |
---|---|
電源 | ‐ |
連続音声再生時間 | ‐ |
重量 | 約11g |
通信方式(接続) | 非磁性体金メッキL型ステレオミニプラグ |
カナル型イヤホンおすすめランキングTOP5【ノイズキャンセリング】
次にご紹介するのは、「ノイズキャンセリング機能付き」のカナル型イヤホンのおすすめランキングです。
騒がしい場所でも快適に音楽が聴ける、プロオススメの商品が集まりました。周囲の音をしっかり遮断してくれるので、通勤通学中や勉強中の使用にぴったりですよ。
SONY(ソニー) / WF-1000XM3
状況に合わせて遮音性が選べる!
状況に合わせて遮音性が選べる!
「電車内では遮音してほしいけど歩いてるときは周囲の音も聴きたい」「バスや電車のアナウンスは聴こえないと困る」そんなお悩みを解決してくれるのが、ノイズキャンセリング機能が大きく進化したこちらの商品です。通常のノイズキャンセリング状態に加え、イヤホン装着中に2つのモードが使えます。
ひとつめは、耳元を掌で覆って使う「クイックアテンションモード」。すばやく音量が下がり周囲の音が聴こえるようになるため、車内アナウンスなどがはっきり聞き取れます。
ふたつめは、音楽を聴きながら外の音も聴こえる「アンビエントサウンドモード」。走行音の静かな車の接近や、後ろから近づく自転車や人に気づけるので安心ですね。すべてタッチ操作で瞬時に切り替えられますよ。
2019年7月に発売したソニーの完全ワイヤレスでノイズキャンセル対応の第二世代モデルです。
電車やバスなどの騒音なら十分抑えてくれる上に、周囲の音を取り込みながら音楽を楽しむ外音取り込みも対応。すべての音源をハイレゾ相当の高音質で聴けるサウンドも高音質で、完全ワイヤレスイヤホンのなかでも最強の一角です。
形式(型式) | 密閉型 |
---|---|
電源 | DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池 |
連続音声再生時間 | 6時間 |
重量 | 約8.5x2g |
通信方式(接続) | Bluetooth5.0 |

SONY(ソニー) / ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WI-1000X
長距離移動の相棒におすすめ!
長距離移動の相棒におすすめ!
人気の理由は、周囲の音や気圧変化に対応してノイズキャンセリング機能を調整してくれること。飛行機や新幹線などで耳に違和感を覚える方にも愛用されています。しっかり外部の音が遮られるので、他人と密着せざるを得ない満員電車でも、ストレスを和らげることができますね。
首にかけて使うネックバンドタイプなので、装着感は強め。先端についたリモコンで、音量や楽曲の操作ができます。歩いているときは、外音取り込みモードで周囲の安全確認をしながら音楽が楽しめますよ。
ソニーのノイズキャンセル対応最上位1000Xシリーズのイヤホンモデルです。
イヤホンながら性能はヘッドホンに迫る性能で、電車やバスだけでなく航空機の中でも通用する高性能な上に「アンビエントサウンド(外音取り込み)」も利用可能。ワイヤレスはLDACコーデック対応でハイレゾにも対応しています。

Bose(ボーズ) / QuietControl 30 wireless headphones
アクティブノイズキャンセル搭載!
アクティブノイズキャンセル搭載!
周囲の状況に応じてノイズキャンセリングのレベルを自動で調整してくれる、アクティブノイズキャンセリング機能付きのイヤホンです。手動での調整も可能で、12段階のレベルが選べます。静かなだけでなく、圧迫感のなさが高評価の理由となっています。
ネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンで、連続再生時間はおよそ10時間。15分の充電で1時間使用できますよ。
ノイズキャンセルヘッドホンの定番ブランドBOSE(ボーズ)によるノイズキャンセルイヤホンです。
6基のマイクを内蔵により、音楽と外の環境音とのバランスを12段階で調整できるカスタマイズ対応。カナル型イヤホンでは最上級仕様のノイズキャンセル性能を持つ定番商品です。

Pioneer(パイオニア) / RAYZ Pro
スマホでの音楽鑑賞におすすめ!
スマホでの音楽鑑賞におすすめ!
「イヤホンジャックのないスマホを使ってるけどワイヤレスにはしたくない」という方にぴったりなカナル型イヤホンです。iPhoneの充電に使うLightningケーブル用の端子に、イヤホンを接続できますよ。変換アダプタには充電ポートが付いているので、スマホを充電しつつ通話や音楽を楽しめます。
ケーブルについたリモコンでは、音量や楽曲のコントロールだけでなく、マイクのミュートもワンタッチで操作できます。相手が喋っているときは自動的にマイクをミュートしてくれるため、周囲の騒音や生活音を拾わず通話できますよ。アクティブノイズキャンセリング機能搭載で、通話も音楽鑑賞も快適なイヤホンです。
iPhoneのLingtning端子やAndroidスマホのUSB-C端子に直結できる、有線タイプのノイズキャンセリングイヤホン。
スマホのアプリでノイズキャンセルの強さを調整でき、騒音低減効果も充分。イヤホン自体のバッテリーの心配がしなくて済むところも便利です。
形式(型式) | ダイナミック型ノイズキャンセリング |
---|---|
電源 | ‐ |
連続音声再生時間 | ‐ |
重量 | 約26g |
通信方式(接続) | ‐ |
SONY(ソニー) / ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-SP700N
スポーツにも通勤通学にも使える!
スポーツにも通勤通学にも使える!
密閉性が高いカナル型イヤホンをスポーツ中に使うなら、外音取り込み機能付きのモデルがおすすめ。こちらの商品はケーブルが一切ない左右分離型のスポーツタイプとなっています。汗による故障を防ぐIPX4の防滴仕様で、濡れた手でも操作できますよ。
外音取り込みモードとイコライザーモードの切替は、本体を軽くタッチするだけ。ケースも小さいので、持ち運びやすく運動の邪魔になりませんよ。
ソニーの完全ワイヤレスイヤホンのうち、スポーツ志向のWF-SP700Nもノイズキャンセル対応。
外の騒音を軽減できるだけでなく、「アンビエントサウンド(外音取り込み)」も使えるので、ランニングなどの際に安全を確保できるメリットもあります。

カナル型イヤホンおすすめランキングTOP4【リモコン・マイクつき】
最後にご紹介するのは、「リモコン・マイク付き」のカナル型イヤホンのおすすめランキングです。
特におすすめなのは、イヤホンをハンズフリー通話に使いたい方。マイク付きのカナル型イヤホンなら、長時間通話でも腕が疲れません。空いた手で家事や作業ができるので、時間の有効活用にもつながりますよ。クリアな音声で通話できる機能も必見です。
JABRA(ジャブラ) / Elite Active 65t
オフィスに馴染む完全ワイヤレス
オフィスに馴染む完全ワイヤレス
ショッピング
スマートフォンと素早く接続できる左右分離型のワイヤレスイヤホンです。リンクがスピーディーなので、急に電話がかかってきても手間取りません。接続には、Bluetooth5.0を使用。従来と比べ、安定性が高く遅延の少ない通信を実現しています。
バッテリー持続時間は、公称値ではおよそ5時間。専用ケースと組み合わせると15時間使えますよ。防塵・防滴は、IP56レベル。外音取り込み機能もついているので、ジムでのトレーニングやランニング中も安全に使えます。
完全ワイヤレスイヤホンながら、通話用マイクを4基内蔵していて特にビジネスマンから支持されているモデルです。
通話イコライザー機能もついていて、通話に関する幅広いニーズに応える設計。専用アプリから音楽リスニング向けのサウンドチューニングにも対応しています。
形式(型式) | インイヤー型 |
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電源 | ‐ |
連続音声再生時間 | 約5時間 |
重量 | 約7g |
通信方式(接続) | Bluetooth |
GLIDiC(グライディック) / Sound Air WS-7000NC
個性的な外見と高精度ノイキャン機能
個性的な外見と高精度ノイキャン機能
オーディオ・ビジュアルアワードやグッドデザイン賞を受賞した、個性的な見た目のイヤホンです。付属のイヤーピースは米軍ヘリコプター部隊にも採用されているComply社のもの。弾力性と柔らかさを兼ね備えたポリウレタンフォーム製で、耳へのフィット感が優れています。
リモコンの背面にクリップがついているので、服やポケットに留められます。レトロな雰囲気のファッションとも相性がよく、見た目にこだわる方にも選ばれています。
小型音楽プレイヤーのような外見の本体からケーブルが伸びる、現在では珍しいタイプのワイヤレスイヤホンです。
手元で再生や停止、音量操作、スキップなどリモコン操作をしたい人にピッタリ。通話用マイクとしても扱いやすいモデルです。ノイズキャンセル機能にも対応していて、電車やバスの騒音を約94%低減します。
形式(型式) | ダイナミック型 |
---|---|
電源 | リチウムポリマー電池 3.7V 200mAh |
連続音声再生時間 | 約9時間 |
重量 | - |
通信方式(接続) | Bluetooth |
JVC(ジェイブイシー) / HA-FX87BN
お手ごろなネックバンド型ワイヤレス
お手ごろなネックバンド型ワイヤレス
マイクやリモコンとの相性がいいネックバンド型のワイヤレスイヤホンです。バンド部分はやや太く、首にかけたときにしっかり安定してくれます。通話中にマイクの位置が変わったりこすれることがないため、長時間通話にぴったりですよ。
デザインは、ビジネスシーンでも使いやすいメタリックボディ。オフィスでも浮かず、仕事の通話に使えますよ。
ソフトなネックバンド型のワイヤレスイヤホン入門モデルです。首元にソフトなネックバンドの先端が来るので、マイクが近く通話にも扱いやすい設計。ノイズキャンセルにも対応しているのでオールラウンドに扱えます。
形式(型式) | ダイナミック型 |
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電源 | DC3.7V、内蔵リチウムポリマー充電池 |
連続音声再生時間 | 約5時間 |
重量 | 約22g |
通信方式(接続) | Bluetooth |
JBL(ジェイビーエル) / TUNE 110BT
通話にぴったりなマイク位置
通話にぴったりなマイク位置
首にかけるとマイクの位置がちょうどいいネックバンド型のワイヤレスイヤホン。お手頃価格のため音楽鑑賞とは別に通話用イヤホンを探している方にもおすすめですよ。
バッテリー持続時間は、およそ6時間。長時間通話が多い方でも、問題なく使えますね。
米国の人気イヤホンブランドJBLによるワイヤレスイヤホン入門モデルです。マイク付きのスリーボタンリモコンが首もとにゆったり下がる形になるので、こちらも通話用マイクが近く扱いやすいタイプ。ファッショナブルな6色展開も魅力的です。
形式(型式) | インイヤー型 |
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電源 | リチウムポリマー電池 |
連続音声再生時間 | 約6時間 |
重量 | 約16.2g |
通信方式(接続) | Bluetooth |
カナル型イヤホンおすすめ人気ランキングTOP3【最新の売れ筋】
ここからは、Amazonの売れ筋人気ランキング*で上位にランクインしたカナル型イヤホンをご紹介します。
*:2022年9月13日現在
Apple(アップル) / AirPods Pro(第2世代)
装着感をカスタマイズできるイヤホン
装着感をカスタマイズできるイヤホン
シリコーン製イヤーチップは4つのサイズが付属しているため、ジャストサイズの装着感が可能。周囲の様子を聞きたい時は、感圧センサーを長押しするだけで外部音取り込みモードに切り替わります。
iPhoneとの接続が簡単な上、2組のAirPodsで曲を共有することも可能。また、届いたメッセージをSiriに読み上げさせることもできます。
形式(型式) | 密閉ダイナミック型 |
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電源 | 充電式 |
連続音声再生時間 | 最大30時間 |
重量 | AirPods(左右各):5.3g、Wireless Charging Case:50.8g |
通信方式(接続) | Bluetooth5.3 |
JUNNUP(ジュンナップ) / ワイヤレスイヤホン
誤タッチを防ぐ多機能物理ボタン搭載
誤タッチを防ぐ多機能物理ボタン搭載
満充電の状態で最大7時間、付属の充電ケースを合わせて使うと最大140時間の音楽再生が可能な完全ワイヤレスイヤホン。
IP75だから運動時や小雨でも安心して音楽をの楽しめます。また、誤タッチを防ぐため、タッチボタンの替わりに押式の多機能物理ボタンをイヤホンに搭載。
1日中つけても耳が痛くならないよう設計され、通勤・通学、スポーツ、会議など、さまざまなシーンで活用できます。
形式(型式) | 密閉ダイナミック型 |
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電源 | 充電式 |
連続音声再生時間 | 140時間 |
重量 | イヤホン片側:約5g、充電ケース:約85g |
通信方式(接続) | Bluetooth5.3 |
Eynew(アイニュー) / ワイヤレスイヤホン T11
ドンシャリ音質を低価格で
ドンシャリ音質を低価格で
ハイブランドのイヤホンに劣らない音質を実現したカナル型イヤホン。1回のフル充電で連続6時間再生。ケースと併用すれば60時間の再生が可能。
簡単に設定できて自動接続のため、イヤホン初心者でも難なく使用できます。大口径ドライバーを搭載し、ハイレゾにも対応。キックの効いたドンシャリ音質を低価格でお探しの方におすすめです。
形式(型式) | カナル型 |
---|---|
電源 | 充電式 |
連続音声再生時間 | 60時間 |
重量 | - |
通信方式(接続) | Bluetooth5.3 |
カナル型イヤホンにまつわる悩みQ&A

カナル型イヤホンにまつわるお悩みについて、AV評論家の折原さんにお答えいただきました。
カナル型イヤホンのイヤーピースがよく外れてしまいます。原因や解決方法を教えてください。
イヤホンのイヤーピースが最も外れやすいのは、鞄やポケットからイヤホンを取り出す際に、イヤーピースを引っ掛けているケースです。
イヤホンには持ち運び用のポーチが付属している製品が多いので、引っかかり防止のために持ち運びの際にはポーチに入れておきましょう。
装着の際に外れる場合には、イヤーピースを交換した際に上手く奥まで取り付けられていないことが原因として考えられます。イヤホンのノズルの凸部分にかかるように、しっかりと取り付けましょう。
カナル型イヤホンを使っていて、痛みや圧迫感を感じます。使い方などで解決できますか?
カナル型イヤホンで痛みや圧迫感を感じるのは、イヤーピースのサイズが耳の穴に合っていないためです。
人の耳穴の大きさには個人差があり、一般的には男性より女性のほうが耳穴が小さい傾向があります。イヤホンのパッケージにはイヤーピースをS/M/Lなどの複数のサイズを同梱しているので、男性はまずMサイズ、女性はSサイズを装着してみましょう。
なお、イヤーピースはただ耳に収まればよいというものでもありません。耳穴に対して小さすぎると低音が聴こえにくく遮音性も下がるので、痛みや圧迫感を感じない最も大きなサイズがジャストサイズです。
カナル型イヤホンのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめのカナル型イヤホンを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | エキスパート監修の完全ワイヤレス | 音質よく遅延も少ない完全ワイヤレス | お手頃価格で買える完全ワイヤレス | 連続再生時間が長い左右一体型 | 低価格なのに高音質が手に入る! | リケーブルで自分好みにカスタマイズ | 豊かなサウンドで音楽に没頭できる | カスタマイズ可能なハイクラスモデル | 5基のドライバーで全域をカバー | 状況に合わせて遮音性が選べる! | 長距離移動の相棒におすすめ! | アクティブノイズキャンセル搭載! | スマホでの音楽鑑賞におすすめ! | スポーツにも通勤通学にも使える! | オフィスに馴染む完全ワイヤレス | 個性的な外見と高精度ノイキャン機能 | お手ごろなネックバンド型ワイヤレス | 通話にぴったりなマイク位置 | 装着感をカスタマイズできるイヤホン | 誤タッチを防ぐ多機能物理ボタン搭載 | ドンシャリ音質を低価格で |
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商品名 | |||||||||||||||||||||
商品リンク | Amazon 4,990円(税込) Yahoo! ショッピング 3,800円(税込) | Amazon 16,980円(税込) Yahoo! ショッピング 9,800円(税込) |
まとめ
この記事では、AV評論家として活躍されている折原一也さんに、カナル型イヤホンの選び方や機能についてお伺いしました。
カナル型イヤホンにはさまざまな種類があります。おすすめランキングを参考にしながら、お気に入りのカナル型イヤホンを見つけてみてください!
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完全ワイヤレスイヤホンにBAドライバーを2基、ダイナミックドライバーを1基搭載する“トリプルハイブリッドドライバー”を搭載した超高音質モデル。
緻密なサウンドと音レンジの広さは完全ワイヤレスの常識を覆す高音質です。紛失防止用ストラップが付属しているところもユニークです。